映画「華麗なる一族」を観る | しゃんのインドアライフ

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こんばんは。


今夜は、先日衛星放送で放送していた映画「華麗なる一族」(原作:山崎豊子さん、1974年)を録画していたので、それを観ました。

これで、この映画を観るのは2回目です。


実に3時間半ほどの大作ですが、ずっと緊張感を持って観続けることができました。

配役として、仲代達也さん、北大路欣也さん、田宮二郎さん、酒井和歌子さん等、若くって、溌剌としていいですね。本当に豪華キャストです。

志村喬さん、大滝秀治さんもちょっとしか出てきませんが、いい味出しておられます。


キャストの中では、特に、万俵大介役の佐分利信さんの存在感に圧倒されました。あのような重厚な方って、今の会社の役員層にもあまり見かけないような。昭和時代では、あのような豪快な雰囲気の男性は結構見かけたものですが、これも時代でしょうか。

佐分利信さんの葉巻姿、ブランデーをストレートで飲む姿はさまになっていて、かっこいいなと思いました。今、家にブランデーがなかったので、思わず、私もつられて、シングルモルト「タリスカー18年」をストレートで飲みながら、本作を見てしまいました。

2007年に放映されたTBSのドラマ「華麗なる一族」は今でも印象に残っており、よかったですが、映画で一気にストーリーを駆け抜けるのもやはりいいものだと思いました。

ちなみに、TBSのドラマの万俵大介役は、北大路欣也さんですね。


本作は、1974年製作の映画ですので、私が子どものころ、つまり、まだ都市銀行が相当数あった時代に感じていた銀行の雰囲気(当時の銀行の支店の看板ってこんな感じだったなとか。)、サラリーマンの雰囲気(なんか、結構皆さん、いい感じで脂ぎっています。)、経営者の重厚さ、当時のファッション等が映像に映し出されていて、味わい深いものがありました。

今では、サラリーマンがビルの外で煙草を吸う姿を見かけますが、当時は、オフィス内でスパスパ吸って当然の時代だったんですものね。私も、その時代は少しだけ実体験していますが。


この作品では、組織と個人の問題、同属企業の問題、政官業の問題、男女の問題、そして親子・家族の問題について、いろいろと考えさせられるものがありました。

実際に、現代はメガバンクに都市銀行が収斂されていきましたが、本作の最後で、大蔵省銀行局長に任命された田宮二郎役の美馬中に対して、永田大蔵大臣がさらなる銀行の合併を命じていたあたりは、今の銀行再編の現実を示唆しているかのようでした。

本作は、山崎豊子さんの原作のすばらしさが非常によく表現されている映画作品だなと感じました。


ちなみに、TBSのドラマではよく出てきた、お屋敷の池の鯉は、映画には出てきませんでした。


やっぱり映画っていいものですね。