3日目の朝は少し早く目が覚めた。

またバスタブにお湯をためてゆっくり温まる。



温まった身体でそのまま彼のところに潜り込んでみると、朝からとっても元気そうなのでそのまま始めてしまった。昨夜のお願いが効いたのか私の身体も大丈夫そう。

少しだけ一緒に二度寝。今度は私が寝ているところを起こされて、2度目が始まる。一番好きな窓の月。4箇所同時に刺激されると絶え間なく気持ち良くて、最後の最後は意識が飛びそうだった。

irinaはずっと俺の女ね、という毎度ながらのカッコ悪いセリフにもうんとうなずいてしまう。




夕方の飛行機で帰るからランチをゆっくり食べようということで、京料理の肉屋さんへ。

季節のものもたくさん出てきて美味しかった。

そういえば今回は10周年記念しなきゃだったねとそのとき気付くうっかりしている私たちにっこり 

まあこんな感じだから続いてるのかなとも思う。



彼の今の赴任先はあと2年くらい、そのあと日本3年、最後また海外赴任して定年を迎えるようなそんなイメージらしい。

最後の赴任先は多分以前も赴任していたところ、私も大好きな場所。なのでもし決まったら「来る?」と聞かれた。もちろん「行く!」と言うと

「irinaと◯◯で暮らしたら楽しいだろうな」大人2人で南国の首都暮らしなんて楽しいに違いないけど……奥さんは行かないの?と聞いたら、もう帯同はしないって言われているらしい。まぁ確かに私が◯◯暮らしはいかがでしたかと聞いたときも、楽しいこともあったけれどもうこりごりって言ってた(彼の奥さんとも何度も会ったことがある)。とはいえ私は帯同は出来ないから、1年のうち2度くらい長めに滞在出来たらいいな。

そんな先のことは何ひとつわからないけれど、彼の思い描く未来に自分が存在していることは嬉しいなと思った。

なんだかんだで改札口でこの前のキアヌくんとのときみたいにしてしまった、今度は夏休み明けに帰ってくるねって爽やか笑顔で手を振る彼はやっぱりカッコいい飛び出すハート



都内での2泊旅行無事終了。

これで予定していた盛りだくさんと思っていたことが全部終わった。

間もなく子どもも帰省するし、しばらくまたオカン生活に戻るかな。