大菩薩峠から南に延びる南大菩薩・小金沢 こかねざわ 連嶺は、中級向きコースとして人気があるが、前夜か、途中の稜線上か、どこかで小屋泊りしないと、1日で踏破するのはきつい。だから、マウンテンバイクで走っていく人もいるくらいだ。
日川・大菩薩湖をへだてて隣りの日川 ひかわ 尾根は、ひと回り低いので人気がない。そういえば日川尾根には行ったことがなかった。晴れていれば、小金沢連嶺を眺めながら歩くのも、わるくないだろう。
というわけで、今回は日川尾根を、ゆるゆる散策してみることにした。
シルエットは行程の標高(左の目盛り)。折れ線は歩行ペース(右の目盛り)。標準の速さを 100% として、区間平均速度で表している。横軸は、歩行距離。
「上日川 かみひかわ 峠」駐車場。
方向は、こっちだが、右の階段を上がって樹木の公園を見ていく。
下界は、雲海におおわれているようだ。
このあたりのトピックスは、ウラジロモミ↓らしい。
針葉のウラを見ると↓‥‥、モミとそんなに変わらないが、白い筋の幅が広いようだ。
ブナもある。↓
コースに入る。山登りではなく、だらだらの山下りだ。陽が正面から照りつけるので、ぽかぽかと温かい。
カラマツが主体だが、ミズナラ、カシワ、ウラジロモミ、アカマツ、ハリギリ、クリ、ダケカンバなどが混じる。
大菩薩湖が見える↓。
湖岸の道路に接近する。
対岸の「小金沢山」↓。
ピークが禿げているのが「石丸峠」↓。
「中日川峠」↓。地図によると、このあたりだが、道標も何もない。
あいかわらずカラマツが主体だが、ウラジロモミとダケカンバがふえてきた。ブナもちらほら混じる。
電話の無線中継所がある。
中継所のまわりは刈り払われているので、展望がよくなった。↓富士山は、小さな笠を乗っけている。高空は風が強いのだろう。
↓大菩薩峠と石丸峠。
小金沢山~黒岳↓
大蔵高丸~ハマイバ丸。遠くで尖っているのは滝子山か。
「下日川峠」付近を通過。峠の地点は、奥のタワになったあたりだが、広葉樹植林中で通行止め。迂回路から撮影。
富士山の笠がとれた。
ブナ、イヌブナがふえた。みごとなブナ林だ。ほかに、カラマツ、ミズナラ、ダケカンバ、クリ、ホオノキ、ハリギリ、リョウブ、シラカバ、アカマツ。
分岐点に到着↓。まっすぐに後ろへ行くと、嵯峨塩鉱泉に降りる。そのまえに、源次郎岳に往復して来よう。
源次郎岳へ向かう。こちらの尾根もブナが多い。
源次郎岳に到着↓。登頂した気がしない。さっきの分岐点より 60メートル低い。まったくきょうは山下りの一日だった。
「塩山」方面の下界が見える。正面は、金峰~国師の山々だろうか。
分岐点まで戻り、嵯峨塩に下る。ススキとヤドリギ。陽はすっかり傾いた。
「嵯峨塩鉱泉」に到着。
踏査記録⇒:YAMAP
タイムレコード 20231127 [無印は気圧高度]
「上日川峠」駐車場[1585mMAP]927 - 952大菩薩湖が見える[1570m] - 956道路に接触[1553m]1008 - 1043中日川峠[1570m] - 1055「1621mピーク」[1620m] - 1127マイクロウェーブ中継所[1566m]1155 - 1221「下日川峠」付近[1519mGPS] - 1235休憩[1516m]1305 - 1322分岐点※[1547m]1325 - 1347「源次郎岳」[1485m]1418 - 1434分岐点※ - 1447道路交差[1449m] - 1504道路交差[1354m] -1531「嵯峨塩鉱泉」バス停[1225m]。