月々の言葉 1月(1906年)
のはらに降りた白い雪のように
純に誂(あつら)えられたこの新しい年、
けれどもそこに新たに芽生えるものは、
すべてこの年月に日々蒔かれた種子なのだ。
今年ももうカウントダウンの時間となってしまいました。
ヨーロッパでは、どんな新年を迎えているのだろう? と、ユーチューブを探してみました。まずは、「蛍の光」とともに、2021年にお別れを↓
カウントダウン↓。これは壮観。思わず探す手を止めて見入ってしまいました。
↓新しい年は、モーツァルトとともに。
それにしても、いつもの年とは、やはり違いますね。いつもならユーチューブに満載の子ども向き新年アニメとか、お祝い気分いっぱいのとか、全然ありません。↑こういうふうに、2022年に向かって飛躍! 奈落の底に転落しないようにっ …でなければ、とにかくボンボン、花火とか。年越しの花火は、毎年あります。ドイツ人は花火が好きですねえ。とはいっても、お祭りにはほど遠く静かですね。沈んだように静かです。
パンデミックが人心に翳を落としているのがわかります。
こっちはもう大丈夫、なんて言ってないで、地球の裏側の人たちのためにも、新しい年の幸いを祈りましょう。
そして、このさい、セレナーデを全曲↓
モーツァルト『セレナーデ ト長調』
K.525
第1楽章 セレナーデ.アレグロ
第2楽章 ロマンス.アンダンテ
第3楽章 メヌエット.アレグレット
第4楽章 ロンド.アレグロ
ボーダン・ヴァルハル/指揮
スロヴァキア室内管弦楽団
―◇― 【追記】 ―◇―
元旦になりました。新年のごあいさつを申し上げます。
音源も追加しときましょう。ラデツキー・マーチ。
ウィーンではニューイヤーコンサートの定番ですが、客席が手拍子を打つ習わしになっているそうです。しかも、しばしば番狂わせのおふざけ演奏で楽しませてくれるとか。
↓2014年のコンサートでは、指揮者のバレンボイムが、登場したのはいいけど指揮台のほうには行かないで、楽団員ひとりひとりと握手して回ります。どうしても、全員と握手し終らないうちは、指揮をしないつもりらしい。これでは、いつまでたっても演奏は始まらない。ついに、しびれをきらした小太鼓が前奏を始め、行進曲の演奏が始まってしまいますが、バレンボイムは、演奏なんかどこ吹く風? 握手の巡行をやめません。楽団員も、演奏しながら、握手しながら、大忙し。
けっきょく、バレンボイムは、曲が終わる直前に一回腕を振り上げた以外は、まったく指揮しないで終ります。
ヨハン・シュトラウス(父)『ラデツキー行進曲』
ダニエル・バレンボイム/指揮せず
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
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