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正丸駅~武川岳~名郷

 

 

 「長岩峠」から「げんきプラザ」の下を通過して、林道・大栗沢線に入ると、道はゆるやかな昇り。車が来ないのもありがたい(先が行き止まりだからだ)。


 ↓私の高度計で標高664メートル。ここで右の道に折れ、昇ってゆく。昭文社の登山地図には (迷) のマーク。驚いたことに、このカドは地図に載っていない。1/25000地形図にもない! 真直ぐに行くと、登山路が続いているように見えるが、けっきょく行き止まりになってしまう。

 

 右に折れると、すぐ上で道は左カーブして、もとの西向きに続いてゆく。

 

 

 

 

 ↓この交差点は、まっすぐに奥の廃道へ突き進むべし。ここは地形図のとおり。

 

 

 

 

 ↓ご覧のとおりの廃道だが、歩くのに支障はない。しばらくすると、ふつうの山路になる。
 

 


 

 

 標高900メートル圏で尾根に出る。幅広い緩尾根が武川岳につづく。↓リョウブの樹皮がきれいだ。

 

 


 

 

 武川岳の頂上 1052m に到着。「げんきプラザ」から来ると、頂上の手前に「天狗尾根」への分岐がある。前日の行程をひきとって、「天狗尾根」縦走路を下る。

 

 


 

 

 ↓縦走路から武川岳を振り返る。頂上では気づかなかったが、緩いピークが2つあるようだ。
 

 


 

 

 前武川岳 1003メートル。武川岳も、ここも、山頂はヒノキ林の中にある。武川岳から来ると、直進は山伏峠から伊豆ヶ岳へ続く。「天狗尾根」は、右に折れて進む。
 

 


 

 

 手製の道標に、「上級コース」などと書いてある。初心者来るな!という注意書きのつもりだろうが、「上級」はオーバーだ。中級の中くらいか。はじめのうちは↓ヒノキ林のゆるい下り。「天狗岩」とその先が、やや難所になる。
 

 


 

 

 「天狗岩」に到着。830メートル圏。ここが岩場の“頂上”。

 

 


 

 

 かなりきつい急坂の下り。脇を見ると、尖った岩塊の寄り集まりだ。しかし、地形図では、ここの等高線は、たいして密でない。ガケの記号さえ無い。難所は、たいていそんなものだ。現地に来てみなければわからない。
 

 


 

 

 「天狗岩」下端↓。降りてきたのは「女坂」だと知って驚く。「男坂」のほうはどんなだろう。それでも、撮影時刻を調べてみると、約10分で通過している。心理的には難所だが、じっさいたいしたことはないのかもしれない。

 

 


 

 

 石灰岩。「天狗岩」本体も、表面風化で黒ずんでいるが、やはり石灰岩なのだろう。
 

 


 

 

 このあとは、急坂の尾根下りがつづく。下部は急坂で、上に行くほど緩斜面、というのが秩父~奥多摩のパターンだ。風化しやすい石灰岩の特性によるのか。

 

 


 

 

 いったん車道に出て、すぐまた山路に入る。山路に入らずに車道を下って行きたくなるが、そうすると 20~30分遠回りになる。

 

 


 

 

 大持山方面の展望が開けた↓。やはり、このへんの山でいちばん魅力的なのは、最奥の大持・小持の連なりだと思った。いつか、そちらも再訪したいものだ。お天気は下り坂。この2日間に収めてよかった。

 

 


 

 

 「大鳩園」で麓の道路に出る。ゆうべは家族連れで賑わっていたキャンプ場も、きょうはもう人影がない。


 


 

 

 

 

タイムレコード 20201123
 (2)から - 大栗沢線・起点1227 - 1255地図にないT字1312 - 1320廃道入口 - 1348尾根に出る1353 - 1423武川岳1440 - 1458前武川岳1503 - 1534天狗岩頂上 - 1616車道交差 - 1636大鳩園 - 1645名郷バス停