【続報】 3/14 日本時間午前4:44 トランプ大統領が非常事態宣言。でも、まちがえないで! アメリカの非常事態宣言は、学校を休校にしたりライブ・外出を禁止したり地域を封鎖したり移動を制限することではないよ!(それらは州の権限らしい)↓
日本の「緊急事態宣言」の内容は? 規制を一時撤廃して医療機関が動きやすいようにするとか、少しは役に立つ内容もあるんですかい???
NBCの昨日の報道によると、これまで米国で実施された検査は約1万1,000件。韓国では1日あたり2万件実施しているという。検査体制の不備が予防対策の遅れにつながったとして、政府の対応に批判が寄せられている。
批判を受け、13日に国家緊急事態を宣言したトランプ大統領は会見で、今後1週間で50万件の検査が可能になると発表した。さらに全国にドライブスルーの検査場を設ける計画や、1カ月以内に500万の検査キットを用意すると述べた。
14日未明には、下院で無料のウイルス検査を含む経済対策法案が通過した。上院の投票は16日に行われる見通しで、トランプ氏は支持を表明している。
たしかな問題把握、的確な国会戦略―――さすがリーダーの素質充分。太郎さんの議場復帰が楽しみですね。
ちなみに、私見を付け加えますと:
〇 安倍としては、民主党が作った特措法を使うのは、自民党の沽券にかかわるので、「適用しない」と言いつつ、内容的には似たようなことを超法規的にやった(ここが一番恐ろしい点なのに、誰も批判しないのが、さらに恐ろしい)。「思いつき」でなければ、超法規的に首相の一言で人権を制限してよいのか?! これでは、安倍の次に、バカではない自民党が首相になった時が恐ろしい。
〇 現行(改正前)の特措法を、もはや「未知」とは言えない新型コロナに適用することはできない―――というのは、官僚の見解だと思うが、私は優れた見解だと思う。特措法のような、人権破壊の恐れのある法律は、刑罰法規と同じで、謙抑的にケチケチと解釈すべき。拡大解釈など絶対にしてはならない。そもそも「未知」などという、SFまがいの要件文言が入ってるのは、立法の(当時の民主党の首相だれだっけ?)拙劣さを物語る。「緊急事態」中に医学的解明が進んだら、「緊急事態」は効力がなくなるのか?!
〇 「改正」を、法律を引き締める機会にする―――という太郎さんの発想は、さすが政治リーダーだと思う。しかし、こんな事態になるまで、特措法(だけでなく他の緊急事態3法も)の手直しを誰も提案しなかったのは、お寒い話ではないだろうか? 現在この国には、“給料をもらって、法律の制定・改正を真剣に考えている集団”が、官僚しかいない―――という、この現状は、いつか変えなくてはならない。