サトウキビのトラックと自転車しか走っていない島!

肌はかがやき、風をまとって走る――広い島!

どこまで行っても誰にも会わない広い広い島!

小さくて小さくて広くて広ーおい島!

だあれもいない島!

 

日が落ちるとぞろぞろ人が出てくるよ

異国のようなことば、馴れれば懐かしい

星いっぱいのぼくのふるさと

きっと来るだろうって解っていたのさ

海よりも古い誰かの声がする