私の経験を申し上げると、『ギターが弾ける様になりたい』と思い切ってあるギター教室に入りました。高すぎる入会金を支払い、月々1万何千円かの月謝を払いました。
忘れもしない最初のレッスンで『ギターを買え』とセールが始まり、短いレッスン時間なのに最後までセールスで終わりました。
まー最初だからしかたないと思い、次回のレッスンに期待しました。なんのことはない同じくセールスでした。時間がなくなるともったいないと思い、根負けして『買います』と云いました。すると先生がいきなり高額なギターを薦めて来ました。
さらっと云われた値段が100万円でした。『ローンも組めます』と簡単に云われましたが、入門したてでいつまで続くかわからないのに、また魅力も分らないのに誰が『ハイ、買います』と云うんでしょうか?
確かに、後々他の生徒とともにいっしょに奏でる機会があったので、聞いてみると『ローンで買ったの』なんて気楽に云う人達にもお目に掛かったことはありました。
話を戻しますが、あまりにも熱心にセールスするので、実は『売ってナンボの営業マンなのだ』と思い、買わないと教えてくれない様な気がして買ってしまいました。値段は5万円でした。
デザインなどはお任せで、次回のレッスン時に渡されました。自分が思い描いていたギターのイメージに近い色合いだったので、はじめてギターを手にした時には大変な感動があったことは覚えています。
しかし、手渡されたギターで『それではレッスンに入りましょう』と云われ、云われた通りに音を出すと、『キャー、安っぽい音、何か音感が狂っちゃう』と平気で言われたのにはガクッと来ました。
たぶんあまりにも低い価格の商品しか販売出来なかったので、プロの意地もあってか音に対しての我慢が出来なかったのでしょう。
それからというものレッスンの度に買え(替えろ)の連続でした。しかしレッスンといえば、ドレミの練習と単音のメロディーばかりで、気がつくと1年後には、ドレミファソラシドがまともに弾ける程度で、曲は全く弾けませんでした。
ある時、『先生、この曲を教えてください』とお願いしたら『焦らなくても大丈夫ですよ、そのうち自然と出来る様になりますから。』とさらっと云われ取り合ってくれませんでした。
この1年の間に4回ほど担当先生が代わり、相変わらずのセールス合戦でした。
学校をやめ残ったのは、2本のギターだけでした。1本目は安く、2本目は30万円の他の世界では見たこともない、一般にはたぶん使われないであろうギターでした。
馬鹿なやつだ!とお笑いください。