天才黒人ピアニストと、粗野なイタリア系用心棒。黒人専用ガイドブック“グリーンブック”を片手に、あえて差別が色濃く残る南部へとコンサートに向かう…。

ビゴ・モーテンセン(トニー)

[声]:大塚芳忠


マハーシャラ・アリ(ドクター・シャーリー)

[声]:諏訪部順一


リンダ・カーデリーニ(ドロレス)

[声]:中村千絵


セバスティアン・マニスカルコ(ジョニー・ベーネレ)[声]:内田岳志

【監督】ピーター・ファレリー
【製作年/国】2018年/アメリカ

1962年、トニー・リップ(ビゴ・モーテンセン)はニューヨークの有名ナイトクラブで働いていたが、店の改装のため、しばらく無職になってしまう。

 

そんなとき、黒人のピアニスト、ドクター・ドナルド・シャーリー(マハーシャラ・アリ)から仕事の話が舞い込む。

 

その仕事とは、彼の2か月間のツアーについて行く運転手兼用心棒。

 

人種差別が特に激しい南部を回るには、問題解決能力の高いトニーの力が必要で、

そのためのスカウトだったのだ。

 

黒人に仕えることに躊躇するトニーだったが、待遇の良さから仕事を引き受けることにー。

 

そして出発の日、トニーが渡されたのは「グリーンブック」。

 

南部で黒人が入れる宿やレストランを紹介している黒人用旅行ガイドだった。

 

かくして、がさつで口から先に生まれてきたようなトニーと、上品で物静かなドクとの旅が始まる。

 

最初はそりが合わず、イライラし合う2人だったが、

トニーが初めてドクのピアノを聞いたときから関係が少しずつ変わり始める。

 

トニーはドクのことを尊敬し、差別意識も段々と薄れていった。

 

それにつれ、南部の人々によるドクへの理不尽で不当な扱いが、トニーの目に映るようになる。

 

だが「暴力は敗北だ」とドクに諭される。そして、ツアーはなんとか日程通り最終日へ。

 

ところが、その会場でドクはまたしてもあからさまな差別を受けてしまうことに…。

 

 

 

『メリーに首ったけ』のピーター・ファレリー監督作、映画『グリーンブック(原題:GREENBOOK)』のオリジナル・サウンドトラック。

 

映画の中で重要な位置を占める音楽を手掛けるのは、ジャズ・アーティストでありながらも、カニエ・ウエストやア・トライヴ・コール・クエストなどヒップホップ/R&Bアーティストとも幅広くコラボレートしているクリス・バワーズ

 

ジュリアードで学士号を取得し、ジャズ界最大のコンテストと言われるセロニアス・ モンク・コンペティション2011年優勝者である彼は、ジャズ・ピアニストとしてだけでなく、ドキュメンタリー作品『シーズ・オブ・タイム』やTVシリーズ『ディア・ホワイト・ピープル』などのサウンドトラック・スコアも手掛けるなど、幅広く活躍している。

 

本映画『グリーンブック』でも、ジャズにインスパイアされたスコアを中心に、1960年代初めのドゥーワップ・ナンバーや、ドン・シャーリー・トリオ名義の楽曲が収録されている。 (C)RS

 

【午後のロードショー オープニング曲】

 

 

 

 

 


「Escaping The Smokers(Waterworld/Soundtrack Version)」

 

James Newton Howard