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年間250日以上、徹底的に現場に張り付き野生動物を撮影。極寒の中に輝く命の機微を伝えるため、自らの五感を研ぎ澄ませて至極の瞬間をカメラにおさめる男の覚悟と生き様

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道―北の大地に生息する野生動物を撮り続ける男、上田大作43歳。

 

朝日が昇る前から森の中に入り動物散策をはじめる。

 

撮影にあたり大事なことは“想像力”だそうだ。

 

動物の生態やこれまでの経験を踏まえ食痕や足跡、動物の鳴き声など数少ないヒントを察知し、五感を研ぎ澄ませて至極の瞬間をカメラにおさめていく。

 

そのため、年間250日以上を車で移動し、その地の天候や風を常に感じられるようにと車で寝泊まりしている。

27歳で務めていた会社を退職し、北海道で撮影をはじめて今年で14年目。

 

これまでにヒグマ、キタキツネ、エゾシカ、モモンガ、オオワシ、シマフクロウなどの野生動物の撮影を行なってきたが、今年はアメリカの国鳥として知られるハクトウワシ1羽が根室市の温根沼(おんねとう)に現れた。

 

 

 

ハクトウワシは去年、日本本土で初確認されたばかり。

 

大空に舞うハクトウワシの姿を捉えるため、孤軍奮闘する男の覚悟と生きざまを追う。

プロフィール
 

【動物カメラマン/上田大作】 

 

1977年6月30日生まれ、山口県下関市出身。 

高校卒業後船舶などの輸送機器を製造する企業に就職するも27歳で退職し独学で写真を撮り始める2013年「風連湖-冬の物語」にて田淵行男賞を受賞。

3人弟妹の長男、独身。