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「ウイルスは人を選ばない」2度目の緊急事態宣言が発出され、余談を許さない状況の今…現場の最前線で未知のウイルスに挑む3人を改めて緊急取材!何を思い何を語るのかー

今年1月7日。

 

2度目の緊急事態宣言が発出された。 

 

国内の新型コロナウイルスの感染者数は35万人を超え、重症患者数が1000人を上回る日もある。

 

事態は第一波の時より深刻化し、余談を許さない状況が続いている。

 

『情熱大陸』は去年4月以降、医療や研究の現場で新型コロナウイルスの脅威に立ち向かう人たちにカメラを向けてきた。 

 

今回は、ウイルス研究と医療現場の最前線にいる3人に改めて緊急取材を申し込んだ。

 

“ウイルス学の世界的権威"である東大医科学研究所の河岡義裕、聖路加国際病院の看護師で“感染管理のエキスパート"である坂本史衣、“国の感染症対策の中核"を担う国立国際医療研究センターの感染症医である忽那賢志。 

 

今、現場で未知のウイルスに挑む彼らは、何を思い何を語るのかー。

 

 

 

 

 

 

ウイルス学者/河岡義裕
 

北海道大学獣医学部卒業後、鳥取大学農学部助手などを経て、1999年、東京大学医科学研究所教授。2005年、同感染症国際研究センター長に就任。1999年に、インフルエンザウイルスを人工合成するリバースジェネティクス(遺伝子操作系)を世界で初めて開発、2006年にロベルト・コッホ賞を受賞。現在、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議のアドバイザーとして、提言も行っている
 

感染管理専門家/坂本史江
 

幼少期は父親の仕事で日本とアメリカを行き来し、その後看護大学に進学。看護師を始めるも、臨床の現場が合わずに退職。アメリカに留学し公衆衛生大学院修了。感染管理の重要性と奥深さに出会う。一度辞めた聖路加国際病院に戻り、院内の感染対策に20年近く取り組む。2003年感染管理および疫学認定機構による認定資格を取得。日本環境感染学会理事、厚生労働省厚生科学審議会専門委員など歴任
 

感染症医/忽那賢志
 

救急医療などの現場で経験を積み、その後感染症を専門に。2012年より国立国際医療研究センター国際感染症センターに勤務。デング熱、エボラ出血熱擬似症のほか、回帰熱や2013年に国内初となる熱帯感染症・ジカ熱を診断。2020年9月には世界的に最も権威ある医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に新型コロナウィルス感染症の抗体化の推移に関する論文が掲載された。

 

【先週放送】

 

パン職人/竹内善之▽88歳現役パン職人は「奇跡の 窯」で今日も焼く!

 

戦争や阪神淡路大震災を耐え、今も現役の「奇跡の窯」を相棒に、生地はミキサーに頼らず全て手でこねる米寿を迎えたパン職人!パン激戦区・神戶で愛され続ける食パンの秘密

しっかりとした外側とは裏腹に中はふわっと軽く、また、鼻に抜ける小⻨の香り...パン激戦区・神戶で89年間愛され続ける『食パン』を作るのは、フロイン堂の2代目店主・竹内善之。

 

先代からの味を守り続けるその製法では、一般的にミキサーを用いてこねる生地は全て“手"によってこねられる。

 

手から伝わる、粘り気や硬さ、温度など...繊細な情報を基に、こねる時間や水分量を調整して最高の生地を作り上げていくのだ。そしてもうひとつ、戦争でも阪神淡路大震災でも壊れることなく、今なお現役の通称「奇跡の窯」だ。

 

彼の相棒は“手"によって育てられた生地を、最高の食パンに焼き上げてくれる。

 

そんな「古き良き」を守り続ける88歳の店主だが、休日はパソコンの前に座り同世代の友人たちとリモート会話を楽しむ意外な横顔もー。

 

「パン作りは私にとってラジオ体操みたいなもの。毎日かかさずやり続けるんです」そう笑う、現役パン職人の素顔。
 

プロフィール
 

パン職人/竹内善之
 

1932年 兵庫県神戶市出身。88歳。神戶市東灘区岡本にあるパン店「フロイン堂」の2代目店主。サラリーマンだったが、先代だった父が亡くなり、29歳で店を継いだ。現在は3代目である息子とともにパンを焼く。休日は家でパソコンを駆使しリモート会話や囲碁に興じる。