世の中日々きな臭くなっていき
異常気象で生活が脅かされることが増え
経済的な危機も囁かれるなか

テレビでは「この世界の片隅」でを見たり

映画「アルキメデスの大戦」を見たり

ドラマとはいえ
現実が重なるところ
何より原爆が落とされた日で

日本は再び踏み誤ろうとしていないだろうか・・・

なんて思いつつ
書棚でたまたま見つけた戦艦大和の本をぱらぱらとめくりました。

一つは現実にモデルとなった人物がいたのかということと
宇宙戦艦じゃない大和の現実を少し深堀したいと思っていました。

山本五十六提督をはじめとして大和の館長や設計技師の紹介があったので
櫂直のようなドストライクな人物はどうもいなかったようですが天才的な技師というのはいたようです。

映画では大和の(前身となる艦)設計の問題点を指摘しますが
現実には溶接を軽視した設計に問題点があったようです。

3連46cm砲も飛ばすことはできても命中させることができなかったのではないかとの指摘もされています。

劇中の山本五十六も実際の山本五十六も大艦巨砲主義には否定的で戦争が航空戦がメインに映ることを指摘していたところは同じようです。

大和型戦艦は同型艦として武蔵と航空母艦があり駆逐艦等の機動性を生かした艦との連携を前提にした布陣にできなかったことも轟沈につながったようです。

細かいところでは電子兵装に遅れ光学兵装であったことなどから当然索敵も遅れたことでしょう。



シンゴジラでも巨災対が構成されるまでは、ゴジラという現実の脅威の発生に対して何も決められない、何もできない・・・

アルキメデスの大戦の新造戦艦の入札の会議でも同じようなムードがあります。。。

現実の国力、武力、経済力を見ずに大型艦一隻があれば戦争に勝てるという妄想を持つ軍部の古参

ジャパンアズナンバーワンともかぶさってきますね

大きな想定外の脅威に対して思考停止に陥る脆弱な国民性・・・経済、戦争、地震、原子力事故、津波・・・・共通して指摘されているように思いますね。

いずれにしても大艦巨砲主義=一点豪華主義では勝てない・・・というのは現代のトヨタとGoogleをはじめとする新型自動車産業にも同じ構図が見えるように思います。



今週の週刊ダイヤモンドでは早くも市場が飽和した建設業の再編・統合が進んでおり現実的な変化への対応と少し先の未来への対応を考える時が来ているようです。













アルキメデスの大戦は今週のムービーウオッチメンで宇多丸さんの渾身の解説が聞けると思いますし、何より劇場で見ていただきたいのは冒頭の大和の轟沈です。

これが自分と関連のある業界や企業なら・・・・重ね合わせたとき何をしなければいけないか・・・また当時の日本が何を誤ったのか・・・いろいろなものが体感できるのではないかと思います☆

菅田将暉君演ずる櫂直と敵対する田中泯さん・・・
いろいろな映画に出演されますがこの方の雰囲気がたまりませんねえ・・

重量級の役者陣が顔を並べる中でこの映画のストーリーの説得力を支えるのが役者田中泯ですね。

古くはイデオンのズオウ大帝のようです



打ち合えば互いが滅ぶことはわかっていても
己の正義、己の愛のために
あえて滅亡につながる選択を行う
人類の愚かさ

しかし田中泯さんの想いは・・・・

そしてそれが天才アルキメデスが現実の救いに手を貸すきっかけとなります。。。

後は映画館で(^_-)-☆

※金曜18:30~宇多丸映画評:

「アルキメデスの大戦」



映画『アルキメデスの大戦』公式サイト
https://archimedes-movie.jp/

















https://yanmaga.jp/c/the_great_war_of_archimedes/

https://comic-days.com/episode/13932016480029400852