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“ハタチの情熱”第4夜は、プロ囲碁棋士・一力遼。



13歳から「勝負の世界」を生きる男の涙の味…

「井山さんの一強時代に終止符を打つのは自分でありたい」

囲碁界の絶対王者として君臨する天才棋士・井山裕太に続く逸材との呼び声も高い20歳の現役大学生プロ棋士、一力遼。驚異的な記憶力を武器に13歳でプロとなり数々の最年少記録を塗り替えて来た。

だが、絶対王者である井山の壁は高く目下13連敗中…。

番組では実は今年1月、国民栄誉賞を受賞した井山に密着取材をしていた最中、その対局相手だった一力と出会った。

井山に完敗し、己の不甲斐なさに人目もはばからず涙を流す20歳の青年の姿に、彼を突き動かすものを知りたくて取材を開始した。

同世代仲間との食事やフットサルでは、スマートフォンの写真アプリに興じるなど若者らしい幼い表情を見せるが、碁盤の前に座ると一転。目に強い輝きを宿す一力。

王者・井山も20歳で最初のタイトル 名人位を獲得しており、世界的に見ても囲碁界の中心にいるのは20歳前後の棋士たちだ。







だが実は今、一力自身はプロになって8年間で最大のスランプの中にいるという。

井山に追いつき追い越したいという焦りにも似た激しい思いとは裏腹に、ここ一番の対局で勝利を掴めない。

決勝まで進めば井山に雪辱を果たすチャンスとなるトーナメント戦では準決勝敗退、日本代表の一人として臨んだ中国での国際棋戦でも初戦敗退…棋士であれば必ず誰もが経験すると言われる“スランプ期”を彼はどうやって抜け出すのか?

厳しい勝負の世界で、一体今の自分はどこまで行けるのか。

もがき、焦りながらも囲碁界では例を見ない大学に通いながらのプロ活動にこだわり、誰よりもタイトルを切望するハタチのひたむきな想いを追った。

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