忙しくてアップできませんでしたが
沖仁さんの新譜も気になるところです

現代ギターインタビューで
巻末に収録譜があったとは・・・

早速追加収集行ってきます♪





デピュ-15周年!
約4年ぶりのスタジオ・レコ-ディング・アルバムをリリ-ス!!


沖仁 Clasico クラシコ




ここ数年.自身のライヴやオ-ケストラとの共演で磨き上げられたレパ-トリーを.ストリングスをフイーチヤ-したクラシカルがつコンテンポラリーなアプロ-チで、伝統を継承しながらも新たな沖仁流のフラメンコに昇華。

近年、レコ-ディングやコンサ-トでの共演を通し親交を深めてきた.世界的なヴァイオリニストである葉加瀬太郎をゲストに迎え.亀田誠治をプロデューサーに起用したオリジナル曲(Tierra [テイエラ] -大地行進曲)の他.野村不勤産のCMで便用されたジャズ・スタンダード(Someone to watch over me),チツク・コリアの(Spain).映画音楽(禁じられた遊び)(ロミオとヅユリ工ツト)等のカヴァーを収録。

デピュー15周年を飾るに相応しい、瑞々しくライヴ感溢れる最高傑作。

● -古典のスタイルを大切にしたい-

-スタジオ・レコーディング・アルバムのりリースは久しぷりですよね?

沖仁:そうですね。僕にしては珍しく, 4年近く長い時閉を掛けてじっくりと制作しました。

-それには何か理由があったのですか?

沖:気が付いたら時間が経っていた.という感じですかね。その間にもライヴ・アルバムは出していたんですけれど。割とライヴに力を入れていた時期だったかもしれないですね。

-アルバム・タイトルが「クラシコ」ということですが、これは、 「原点回帰」とか「古典に立ち返る」とかいったニュアンスでお付けになったのでしょうか?


沖:そうですね。あともう-つは.ストリングス・アレンジを大々的にフイ-チヤ-したということの2つですね。

-第1曲目くスペイン)の冒頭で,ストリングスがパーンと鳴るのを聴いて、 「おぉ~!」と驚きました。

沖:最初、ギターがなかなか出て来なくて・・・ (笑)。

-こうしたストリングスの大胆な起用というのは、当初から構想にあったのでしょうか?

沖:そうですね。最近はクラシック系の方とのコラポレーション、特にストリングスとの共演が結構続いていたというのもあって.アレンジに取り入れてみました。それからもう-つ,自分がフラメンコの中で好きなスタイルというのがあって、僕が若い頃には,それが最先端みたいな感じで周りから言われていたんですが,すでにそれが"古典"になってきている感じもあるんですね。今の最前線のフラメンコからすると.古臭いスタイルになってきているなあって客観的に思うんですが,でも逆にそれを大事にしたいなと思うんですね。それでフラメンコの形式を踏まえた曲には敢えて古典のアプローチを施してみました。だから 「クラシコ」なんです。

-スペインでは、パコ・デ・ルシアがやったようなスタイルが主流なのでしょうか?それとも,徐々に変わりつつあるのですか?

沖:パコが最期に辿り着いた境地があるとすれば,その延長線上にあるものが,現在の主流なんだろうと思います。僕自身はパコの中で好きなものって、割と昔のパコだったりするんですけれど、それはもう古典だって言われちゃうんですよね。

-チック・コリアの(スペイン)は, (アランフエス協奏曲)がベ-スになっていますが,沖さんは(アランフエス)そのものを弾かれたことは?


沖:1回だけあるんですけど,思い出すのも・・・ (笑)。

-パコもそうですし,力ニサレスなど,多くのフラメンコ・ギタリストが挑戦していますが.実際に演奏してみていかがでした?

沖:本当にストレスでしたね(笑)。もちろん憧れるし、ギタリストが一生かけて挑戦していくテーマだと思います。ですから,オフア-を頂いてから半年ぐらいは、毎日朝練してそれに挑んだんですけれども.まあ~苦労の連続、 「えっと,ドの上にあるのはレだよな?」という具合で、五線諸を読む苦労がまずあって・・・ (笑)。福田進-さんにも何度かご相談したんですが, 「僕はもう,優等生の(アランフエス)を聴き飽きているから、沖仁ならではの(アランフエス)を聴きたいよね!」と,かなり励まして頂きました。機会があれば再チヤレンジしたいです。

●作曲とは. -核"の部分を探りあてること ---

一今回のアルバムの収錦曲についてお辱ねします。
オリジナル曲が沢山ありますが,ライナ-ノーツの解税にくマドリ-ドの花市場)は「夢の中でメロディーが浮かんだ」と書いていらしゃいますね。そういうことはよくあるのですか?


沖:そんなにないですね。

-じゃあ,この時は物凄く集中されていたのでしょうか? だから曲が降りて来た!?

沖:本当ですね,何か儲けものですよね。常に寝ているだけで曲が浮かぶのであれば,とても助かるんですけれど,なかなかそういうことはありません。

-いつもはどういう感じで作っていきますか?例えばライヴでモチーフを組み立て,共演者のレスポンスを貰いながら、徐々に形作っていくのでしょうか?

沖:アレンジはそういう感じで練っていきますが,曲を作るということは,すなわち核の部分,根幹になる薗所をいかに探り当てられるかどうかなんですね。ですから、例え1フレ-ズであっても、 「ああ、これはサビだ」という雰囲気のものが出て来れば,そこがしっかり掴めさえすれば.後は周りを掘り起こしていくだけです。そうすれば必ず曲というものは出来上がるものなんです。でも,その最初の取っ掛かりがどうやったら出てくるかというのは、本当に謎ですよね。寝てたら出てくるんだったら.ずっと寝ていたいけれど(笑)。フア-スト・インスピレ-ションというか,本当にそこは不思謙なものなんですね。

-フラメンコには様々なリズムがありますね。曲作りの際には,あらかじめリズムを決めておいて,それにフレーズを当てはめるのでしょうか? それともフレ-ズが先行で,これはこのリズムかな?という感じで進んでいくものですか?

沖:どちらもありますね。フレーズが浮かんで,これはむしろ4拍子かなとか, いや, 3拍子の方が合うのかなとか、そういったことを考えながら作っていく場合もありますし.逆にリズムが先に出来ていて,リズムに触発されてフレーズが浮かぶということもありますね。

-今回のアルバムには葉加瀬太郎さんも拳加されていますが、お二人はよく共演されているんですよね?


沖:そうですね、何だかんだで共演する鞍会は,今まで何度もありましたが、葉加瀬さんの方に僕を呼んで頂くというのがいつもの形だったんですね。僕の方に来て頂いてというのは初めてですね。

-葉加瀬さんは,レコ-ディングの時に、 「こういうのは.どう?」とか,アイディアを出されるのですか?

沖:葉加瀬さんは.緻密に作り込まれる方なんですね。お渡した譜面にびっしりと書き込みがしてあるのを見てびっくりしました。ベストのパフオ-マンスをするために、物凄く緻密に考えて, 「こっちのパタ-ンとこっちのパタ-ン, 2つ用意してきたけど、どっちがいい?」といった感じです。 「そこまで詰めてくれるんだ-」と僕はびっくりするやら感激するやら。

-ギタリストの方との共演だと,そこまでは作り込まずにフイーリングが優先する感じでしょうか?例えば、渡辺香津美さんはどうですか?

沖:香津美さんは,特に即興の方なので,お互いに「相手がこう来るなら俺はこう行くりみたいなやりとりはあります。
もちろん.譜面通りに弾いてくださいとお願いすれば,やってくださいますよ。
でも薫加瀬さんは非常に綿密で.やっぱりクラシックの方なんだなあと改めて思いました。

-オリジナル作品のタイトルというのは,どういった感じで付けるのですか?

くマドリードの花市場)とか.(乱れ咲きフローレス)とか.とても詩的ですが,あらかじめ頭の中にイメージがあるのでしようか?

沖:そうですね,あらかじめイメージします。曲を作る過程において、何をイメ-ジしているのか,何に向けて作っているのかというものがないと,すぐ行き詰まっちゃうんですね。

-コンセプトというか.そういうものが最初からあるわけですね?

沖:はい、あらかじめそうしたものがあると,曲作りの上で迷わないですね。逆にそれがないと、ただの音遊びになっちゃう。ですから漠然としたタイトルはある訳なんです。でも、最初のイメ-ジそのままの言葉を選ぶと、凄く子供っぼいものだったり.何だかチ-プな感じになっちゃうこともあるので,悩んで,ああでもないこうでもないってやりますね。

-アルバムの最後の(エスベランド-まっているよ-)という曲は.お子様の誕生を待ちわぴているという内容ですが,以前にも(胎動)という曲がありましたよね?

沖:よく覚えていますね(笑)。ありがとうございます。

-個人的な出来書も曲に織り込まれるんですね。

沖:逆に、個人的なことからしか曲を作れない,フイクシヨンが作れないというのが.今の自分なので--。実体験しかない。それもどうなのかなあと考え込んでしまうこともありますね。でもフラメンコって、そういう要素が強いから,やっぱりそれでいいのかなって思ったり,でも,それじゃ広がりが出ないのかなあと悩んでみたり。

●フラメンコのアフイシオンは不可欠

-ライナーノーツの解説に,「r自分でも歌ってみました」とありましたが,今後は歌にもチヤレンジされるのですか?

沖:色々と空気を読みつつ,少しずつ-- (笑)。お客さんの反応を見たりしながら,独りよがりにならないように気を付けながらですね。

ー今回のアルバムを契機に、古典的なフラメンコに回帰されるのでしょうか?

沖:やっぱり.それは忘れちヤいけないなって改めて思いましたね。最近,古いフラメンコのレコ-ドを,ヤフオクで競り落とすことにハマっていまして,これはもう趣味というか(笑)。ラモン・モントーヤとかサビ-カスだとか、その時代のレコ-ドですね。パコなども出品されているんですけれど、そういったフラメンコの”アフイシオン"という言い方をするんですが、愛好心というか、それはやっぱりないと.何をやっていても違うものになっていっちゃうなあって。だから,そういうものを踏まえた上で,それを忘れないで,自分の血肉として体の中に取り込んだ上で、そこから,自分が感じるままに,好きなようにやっていけばいいのかなって思いますね。

-なるほど。では最後に、このアルバムのセールスポイント, 「ぜひここを聴いてください」というところを教えてください。

沖:今回のアルパムは,クラシックギターの方がモチフにしてもおかしくない曲だったり,アレンジだったりが、多いと思うんですよ。

-ライヴで沖さんがよく演幸されている く禁じられた遊び)も、 「あの曲がこういう風に展開していくんだりと驚きますよね。

沖:ニ-ノ・ロ-タの(ロミオとジュリエツト)とか、僕のオリジナル曲も,ギタ-ソロで成立する曲が多いんですよね。そういった意味では.同じようなソロギタ-,ナイロン弦でのソロギタ-という立場ではあるけれども.クラシックとは解釈が違うという,その遠いを楽しんで頂けたらなと思いますし,逆にクラシックギタ-愛好家の曹さんにも,ぜひ僕のオリジナルやアレンジを弾いて欲しいという気持ちもあります。

-そうですよね。でも楽譜が-

沖:楽譜は全部あるんですよ。自分で作ったものだから.
五線諸にもなっているし。

-楽諦があれば弾きたいという方は多いと思いますよ。

沖:そうだといいなと思いながら、どこかでチヤンスを狙いつつ-- (笑)

-じゃあ巻末の楽譜に掲載させて頂けませんか?



沖:はい,形になってますから喜んで!フラメンコには楽諸がないというのが常識なんですけれども,僕の場合.頑張って譜面に起こしているんです。そうすることで,現場の人にアレンジをして頂いたりもしやすいじゃないですか。浄書ソフトを使って頑張って楽諸を打ち込んでいますので.クラシックギターの方にも弾いて楽しんで頂けると思います。

-お化しい中、ありがとうございました。

[アルバムrクラシコ]の詳細については「新譜票内」 (67頁)に掲載。また、沖仁さんのご厚意により.アルバム収緑曲の中がら(マドリードの花市場)の楽諸をご擢供頂きましたので,本号巻末(130-132頁)に掲載します。]





※1974年生まれ。スベインと日本を往復し20代を過ごす。
2007年4月 ・NHK大河ドラマ「風林火山」紀行テーマ曲を担当。 2010年7月スペイン三大フラメンコギターコンクールのひとつ「第5回ムルシア'ニーニヨ・リカルド'フラメンコギタ-国際コンクール」国際部門で優勝.日本人として初の快拳を成しとげたた。
2013年各界のトップ・アーテイストを迎えた[Dialogo 【ディアロゴ] 音の対話-」をリリ-ス。
アルパム発売妃念ツア-のフアイナル公演をBunkamuraオーチヤードホ-ルで閣催。

2015年渡邊香津美との2枚組ライプ・アルパム「沖仁con渡辺香津美/エン・ピーポ! -狂熱のライプ-」をりリ-ス。

同年フジテレピ系「ヨルタモリ」に常速客役で出演し話題となる。
2016年1月より野村不動産「プラウド」 TVCM兼曲のプロデュースと演奏を揮当,現在は東京を拠点にソロ活動を中心に,国内外のア-テイストとの共演.プロデュース.兼曲提供,TV出演など.精力的に活勧中。
2017年にデピュー15周年を迎えた。

http://jinoki.net/







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