ウクレレ バッハ 2014 "シャコンヌ" ~ "無伴奏チェロ組曲" Ukulele Bach "chaconne"
ウクレレ バッハ 2014 "無伴奏チェロ組曲"~ "クーラント"Ukulele Bach BWV1010
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
医療経営コンサルティング
医療制度改革とコンサルティングの展望
2006年より,第5次医療制度改革が始まった。
介護療養型医糠施設の廃止等,医療経営に影響を与える改革が,今後も順次実施される。
医療経営を診断するうえで,改革の内容を理解しておく必要があるのはいうまでもない。
◎
一方,医療経営者の多くは,コンサルティングの現状に不満を感じている。
ではいま,医療経営コンサルティングには,何が不足しているの
だろうか。
そして,これからのコンサルタントに求められる知見とは何だろうか。
◎
医療制度改革の内容を概観しつつ,医療経営コンサルティングの現状と可能性を展望する。
1 医療制度改革と今後の医療
経営コンサルティング 堆原喜代書
2 中小病院経営管理者の立場から
兼出雄二 医療の質を向上させる要素を問う
3 BSCによる患者サービス向上と経営効率改善 田中憲之
4病院IT化と医療情報システム,個人情報管理 喜多紘一
5病院の経営改善とベンチマ-キング 伊藤哲雄
*本特集は.中小企業診断協会東京支部「医療ビジネス研究会」のメンバーと秀和綜合病院の東出が分担執筆した。
1医療経営コンサルティング医療制度改革とコンサルティングの展望
医療制度改革と今後の医療経営コン1)レテイング
榎原喜代吉
有限会社オフィス・メディサーチ代表
中小企業診断士
1「今,病院経営が危ない!」
医療経営コンサルティングとは,病院や診療所などの医療機関を対象に経営に関する各種の助言・支援を行う活動であるが,はじめにクライアントである医療機関の最近の動向について概説する0
(1)減少を続ける病院数
病院数は平成2年の10,096をピークに,年々減少を続けており,平成17年には9,026に,直近の平成、18年8月では, 8,959となっている(図表1)0
図表1 医療施設数の年次推移
資料:厚生労働省「平成17年度医療施設調査」より
減少の背景には,国立病院等の統廃合,病院から診療所への転換,廃業・倒産などがある。
一方,一般診療所数は一貫して増加しており,平成17年には97,442となっている。
ただし,その内訳をみると,有床診療所は減少,逆に無床診療所数は増加を続けている。
この背景としては,有床診療所から無床診療所への転換,新規開業件数の増加などがある。
以上のように,病院市場では,経営環境が厳しさを増す中,病院が少しずつ淘汰されている一方,診療所市場は,無床化や新規開業の増加によって競合が厳しくなっている。
(2)病院経営の現状
一補助金などを除くと病院の7割は赤字経営 また,赤字経営に陥っている病院も相当数をしめている。
全国公私病院連盟の「平成17年度病院道営実態分析調査」 (平成17年6月単月対象)では,補助金等の経費助成を除くと,全体の67.4%が赤字となっている。
開設主体別では,自治体病院の3.6%,その他公的病院(日赤,済生会,厚生連,社会保険関係)の44.5%,私的病院の43.2%が赤字となっている。
自治体や公的・私的を問わず,病院の経営状態は非常に厳しくなっている様子がうかがえる。
(3)課題山積の病院経営
赤字病院が増える原因としては,
①診療報酬のマイナス改定や医療制度改革による医業収入の減少,
②医師・看護師等の人件費負担の増大,
③医療の高度化とIT化に対応するための高額な医療機器の導入費用やIT投資費用の増大,
④病床利用率の低下による入院収入の減少,などがあげられる。
非営利を原則としている病院とて,赤字経営が続けば,一般企業と同様,廃業・倒産という最悪の結末が待っている。
また,国や自治体などからの補助金が投入されている公的病院も,いずれ統合・再編の憂き目を見ることになる。
よい医療を提供するには,まずは経営がしっかりしていることが大前提である。
医師・看護師などを士分確保し,医療機器など-の投資を行えなければ,患者に対して質の高い医療は提供できない。
そのためには,しっかりとした経営管理を行い,適正な利潤を確保することが不可欠である。
その意味で病院経営は課題山積であり, 「経営改革待ったなし」の状況といえる。
しかし,医療機関経営は前近代的な性格が強く,また,独自の事業領域ということもあり,なかなか一般企業のような経営感覚を有する経営者や管理者が少ないのが現実である。
このため,医業経営に精過した経営コンサルタントの活躍が強く望まれる。
