- 大預言―2030年、人類未曾有の危機が来る
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預言についてはこうなる。
六〇〇〇年間、彼らは人類の進化を導いてきたが'今やそれも終わろうとしている。
六〇〇〇年が終わり千年王国が迫っているからだ。
世界戦争は三つ一組のハルマゲドンである。
一九九八年から中東戦争に端を発する三度目のハルマゲドンで核戦争が起こり、二〇〇〇年に起こる極移動と合わせて人類の一〇分の九が死滅する。
この終末を乗-越え、二〇〇1年l〇月以後に開始する地上千年王国を準備する共同体を造らなければならないというのである。
コミューンは完全自給自足経済で、独自のエネルギー開発を行う。
最終的には'破局時に成層圏に避難できるエア・リフトを開発。
このエア・リフトで破局を逃れた一部のエリh-(彼ら) は、人口が激減した地上に降り立ち、半分原始人と化した人類を支配するという。
キニンジャーは、ブラザーフッドのもとで訓練を受け、一九六三年にステレ・グループを創始した。
ブラザーフツドは'この六〇〇〇年計画をグランド・デザイン、「聖なる陰謀」と呼び一ドル札の裏面にその計画を刻印したといっている。
「アニユイト・セプティス」(策略に微笑む神) というラテン語の文句と、大ピラミッドの紋章へピラミッドの底辺に刻まれた「ノブス・オルド・セクロルム」 (新世界の秩序) の文句がそれだ。
私は、「聖なる陰謀」と称するこの薄気味悪いシナリオを読んでから、この問題を研究し始めた。
ブラザーフッドとは何なのか。
彼らによれば'それは見えざる知恵の大師らによって構成される霊界の組織、キリス-教でいう天使軍で、その実行組織が世界中に広がっているという。
実行組織にバラ十字、フリーメイソン、神智学の名を挙げているが、フリーメイソンの外殻はシンボルを弄ぶだけの無知な下級組織に過ぎず、重要なのは核心 (コア)だという。
この中核組織の正体は不明だが、ルシファーが守護神であるという。
ここに至ってすべてが判明した。
キリスト教でいうルシファーが地上に引き連れてきた天軍の一二分の一がブラザーフツドの正体なのだ。
それはキリスト教では天使軍ではな-、堕落天使と化した 「元」天使軍であり、彼らの言う「預言」とは 「長期計画」なのである。
計画なら、彼らが年号を指定する理由も呑み込めて-る。
指定の年までに計画を推進できるよう'「預言」を立ち上げ、準備を煽る。
預言はなるべくハデな方がいいが'あ-まで暗号へ 象徴であるから、その通りのことを意味しない。
暗号の意味するものを知らない下級信者は、もろ預言と受け取り、本気で「終末」に向かって準備する。
生死がかかっているから命がけの仕事になるだろう。