英語リッチと英語プア―イングリッシュ格差社会 (Kobunsha Paperbacks 109)/ケビン クローン 越智
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日本国初代大統領マッカーサー参上!


政治家でない生粋の軍人servicemanたるマッカーサーDouglas MacArthur (1880- 1964は、ものの見事に日本の非武装化・民主化・経済再建・同盟国化を成しとげます。

彼は軍人でありながら、なんと極東郡日本村に、キチンとした民主国家democraticstateを創設したんです。

軍人が国家権力statepowerを掌握して民主化に成功democratize Lた例は、あとにも先にもマッカーサーとアメリカ大統領ぐらいなものです。

これに対して、スピリチュアル言語しか持たない日本ビレッジ・ピープルは、マッカーサーを``将軍さま"と崇め、なんと、彼の理想とする「戦後民主主義」 postwardemocracyを始めたのです。

ここでよく考えてみてください。

マッカーサー将軍が、なんと民主国家の生みの親なのです。

マッカーサーはのちに大統領選U.S.presidentialelectionに出馬しようとしましたが、彼が大統領職を志
した背景には、日本村統治での成功があったはずです。
日本村での政治生活によって、政治家politicianとしての自信が芽生えていたんですね。
「理想への戦略さえあれば、軍人でも民主政治はできる」ということです。
「文民条項」など、まっ青ということです。
これは、アメリカという史上最大の民主主義国家の歴史が証明しています。
ワシントンGeorgeWashington (1731 - 1799)からアイゼンハワーDwightDavid Eisenhower (1890- 1969)にいたる歴代大統領が、見事に証明してみせています。
アメリカは、軍人出身者が大統領になってもクーデターなんて起きやしません。
しかし、日本で自衛隊の幕僚長だった人間が総理大臣prime ministerになれますか?
2007年7月、民間人出身の久間防衛相は、米国による広島、長崎への原爆投下atomicbombingを「しょうがない」と発言したことで、辞任となりました。
これはまさに、スピリチュアル言語、日本語の実力がいかんなく発揮されたと言えましょう。
そして、世界一の民主主義国家ニッポンの実力を、思い知る次第であります。
ハワイを占領しインド洋を制串していれば勝てた
はてさて、アメリカ幕府は、世界地図をよく読み取り、戦略を練り、太平洋戦争PacificWarを乗り切り、日本をその支配下に置き、ベトナム戦争VietnamWarに敗れてなおソ連USSRを崩壊させ、東欧諸国の民主化を実現し、さらに、アフガンAfghanistan、イラクIraqに攻め込んで、いまも「世界民主化運動」というのをやっています。
そして、これまで世界の秩序world's orderを維持してきました。

これすべてが、戦略です。

それが正しかろうが間違っていようが、論理logicで組み立てられた英語ピープルのアタマの中は、戦略が第1にくるのです。

もしも日本に戦略あらば、太平洋戦争の誘いには乗らなかったでしょうし、乗ったとしてもハワイを完全に占領occupyし、日中戦争second Sino-JapaneseWarは打ち切っていたでしょう。

しかし、日本語ワールドは「勝てば官軍」 (Winning is everything.)で、戦略などどうでもよく、「為せば成る」で破滅perditionまで突き進んでしまうのです。

ここには、 "Stopit!"と言う人もいなければ、 "Why?'と聞く人もいません。これでは、戦略は立ちません。

ハワイさえ占領してしまえば、給油しないと太平洋を横断できなかった当時の米爆撃機は、日本本土への空爆airraidが不可能になります。

原爆atomicbombはゼッタイに落とされませんでした.
ハワイから出撃する日本の航空戦力は、米空母U.S.flattopを見つけて爆撃するだけで、太平洋を完全に手中に収めることtakingcontrolof the Paci丘Cができたはずです。

はたまた、連合艦隊our Combined Fleetをインド洋Indian Ocean に転じて、米英のソ連への補給路Iogistic routeを断ってしまえば、ドイツはスターリングラードStalingradで敗れることなく、ソ連はドイツの手に落ちていたでしょう。

当時の中東Middle Eastの油田地帯oil fieldは、丸裸も同然でした.

石油が欲しいなら、なぜ、インドネシアIndonesiaを手に入れたの182
ちに、中東まで行かなかったのでしょうか?

これが、戦略というものです。

インド洋を守る英東洋艦隊British Eastern Fleetを壊滅させたのですから、連合艦隊は悠々とインド洋を進めるのです。

ここでハワイに戻りますが、ハワイは当時から極めて重要な軍事とこ拠点militarysiteでした。

ギャル雑誌や旅行雑誌が言うような「常なつ夏の楽園」としか考えられないのでしたら、あなたは、英語村の本質を一生理解できません。

島々の裏側には、太平洋上最大の、サンダーバード顔負けの要塞fortressがあります。

オアフ島OahuでHlハイウェイを走り続けると途中から道がなくなります。

そこには、禁断の軍事施設が隠されているわけです。
しかし結局、そのハワイを取ることなく、泥沼の日中戦争をやり続けたあげく、兵力を分散させ、全方位戦争all-roundwarに突入したのが、わが大日本「戦略ゼロ」帝国Empire without a strategyでした。

その悲劇的結末miserableendは、みなさんがよ-くご存じのとおりです。
もちろん、いまも日本村には国際戦略がありません。

あれば京都議定書Kyoto Protocolで板ばさみにあい、温暖化ガスgreenhouse gas の排出権取引で世界最大の負担国contributorになることもなかったでしょう。

国連の常任理事国入り(To occupyapermanent seat atthe UnitedNations SecurityCouncil)を画策し、見事コケることも、韓国人が国連事務総長になることも、北朝鮮の泣致問題でアメリカにハシゴをはずされることもなかったでしょう。

だから、ボクは声を大にして言っているのです。

日本ビレッジに戦略を打ち立てるには、英語を導入し、国民が一刻も早くバイリンガルになることです.

そうすれば、英語ピープルのアタマの中がわかり、それと対抗できる戦略が構築できるのです。
「英語プアに戦略ナシ」 -これが、グローバル100人村の真実であります。