来週木曜日イエレンと黒田総裁のお言葉で

大きく動きそうな悪寒

久しく離れていたがイベント祭りに参加しよう

思惑は大暴落である。(長期投資の方ごめんなさい)

今から貸借倍率や過熱感銘柄の巡回をしてみよう

午後から釣りとか余裕ぶっこいでいいのだろうか?

労働者ヒエラルキーの最底辺に位置する

中年薄給じじいが遊び惚けていいのだろうか?


いいじゃないの、人間だもの


しかし、ぼけて良くないのは家業

四六時中頭から離れない

これだけ悩むのは久しぶりだ

つねに商品開発の事を考える

いろんな経験を通してヒントを探す

今年に入って毎月遠出して成功している事業を学んだ

莫大な経費を使ったが何も形にならなかった

簡単な事ではないんだな・・・・・・

今ある商品のバリエーションで攻めてみようか

それとも新ジャンル開拓か

あ~悩ましい

釣りでもしてリフレッシュしてみるか





【グリムズビー(英東部)=小滝麻理子】6月23日の英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を2週間後に控えて、残留と離脱への支持はなお拮抗している。EU加盟の影響下で変化にさらされてきた英国民の現状を追うと、離脱と残留に深く分断された世論の背景が浮かんでくる。

かつて栄えたグリムズビー漁港の水揚げは1日1回に減った。

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かつて栄えたグリムズビー漁港の水揚げは1日1回に減った。


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 首都ロンドンから北へ230キロメートル。人口わずか9万人弱の港町、グリムズビーはEU離脱を唱える英国独立党(UKIP)が支持を急速に伸ばす地域の一つだ。街の中心地は平日の昼間からシャッターが下りた店が並ぶ。家族が代々漁師のグラム・ボイヤー氏(60)は「EUが街の漁業をだめにした」と話す。

 北海の豊かな漁場に臨むグリムズビーは1950年代までは、世界最大級の漁港として栄え、英経済のエンジン役だった。だが、アイスランドとの漁獲戦争や、EU加盟後の漁獲量割当制を経て、漁業は急速に衰退。多くの住民が職を失い、今は若年層の4人に1人が失業状態と英国でも最悪の経済状況にある。

 全盛期に600隻あったトロール漁船は姿を消した。ジョン・ストックトン氏(70)も度重なるEUの規制に漁船の維持が困難になり廃業に追い込まれた友人たちを見て、12年前にUKIP支持に転じた。同氏は「EUは加盟国の事情も考慮せず一律の規制を押しつける。英国の誇りが踏みにじられた」と言う。今ではEU非加盟のアイスランドやノルウェーから輸入する水産物の加工が街の主産業だ。

 その加工工場ではポーランドなどから来た多くの移民たちが働く。EU域内なら自由に居住地を選びやすく、東欧諸国などから所得の高い英国へ流入する移民は絶えない。5年前に失業したというポリーさん(54)は「労働者なら気持ちがわかるはずだ。移民たちが仕事や社会保障を奪っている」と憤る。

 地方経済は疲弊している。英国の2015年の成長率は2%強だったが、地方では成長の実感は乏しく、海外から資金や技能の高い人材が集まり繁栄するロンドンとの差は開くばかり。調査会社ユーガブによると、都市部では残留派が多数なのに対し、離脱派は脱工業化に失敗したイングランド北部や東部の地方に広がり、50歳以上の白人男性で労働者層が目立つという。

 ケント大学のマシュー・グッドウィン教授は「サッチャー政権の構造改革やグローバル化に取り残された労働者層の蓄積した不満が、度重なる金融危機を経て、反EU・反移民となって噴き出している」と指摘する。

 移民を減らし、英国民の雇用を守るという離脱派の主張は労働者層の耳に入りやすい。だが、現実はそう単純ではない。

 同じようにEU離脱支持の高い東部の街、ボストン。住民の10人に1人がポーランドやラトビアなど東欧からの移民とされ、英国で最大規模の移民街を抱える。

 英国有数の農業地帯のボストンで、現場を支えているのは、こうした最低賃金で働くEU域内からの移民たちだ。地元最大の農園を運営するステープルズ社の関係者は「英国内のどの農園もEU移民なしに商売は成り立たない」と話す。ブルガリアの山岳部から渡英してきた30代男性のダンチョーさんは「移民が職を奪うというが、同じ待遇で我慢して働く英国人がいないだけだ」と反論する。反移民を唱えながら、移民なしには成り立たないのが実情だ。

 将来の不安や格差を土壌に膨らんできた反EU・反移民感情の大きなうねり。それが抱える問題の解決策となるのかが見えないまま、「離脱」という選択肢に、疲弊した地方は流されつつある。

引用 日経経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLZO03495940R10C16A6FF2000/?n_cid=NMAIL003