いよいよ福島にて | 大鶴義丹 不思議の毎日

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『裸のいとこ』
いよいよ、31日、福島で先行特別上映します。南相馬が舞台の映画、福島の方にどのように受け取られるかは分かりませんが、正直に撮影したことだけは嘘偽りはありません。

●「大鶴義丹監督作品「裸のいとこ」福島先行上映会」
10月31日・開場/午後6時・開演/午後6時30分会場/県文化センター小ホール入場料/前売り1.500円
●入場券は、文化センター他で発売中・問い合わせ/090-8503-0361吉田まで


☆実はこの上映にあたり、事前にDVDで本作品を観ていただいた、岩手の北三陸・田野畑村で津波被災なさった自営漁師でいらっしゃる、佐々木公哉さんから、こんなお言葉を頂きました。

『津波被災地でも、ぎりぎりのところまで追い詰められています。福島のあの撮影した地域でも、普通では考えられない事があるとおもいます。でも、そこで生きてるのです。 
 自暴自棄になって、自殺した漁師は僕が知ってるだけでも、3人います。人間が、追い詰められるとそういう事が起きてきます。仮設住宅では、アルコール、ギャンブルなどのアディクション(依存症)、家庭内では、DVなど、家庭崩壊が起きています。
  僕は、映画を見ていてそういう現実を直ぐに連想しました。佐々木心音ちゃん。初主演ながら見事に演じています。
「最高に不謹慎で最高に誠実な映画」と評された、、その不謹慎なところと、東電の不誠実、政治の無能がだぶります。3.11では、自分を含めて、多くの人が奈落のそこに落ちていて、今も這い上がれずにいます』