某女性・芥川賞作家さんの、息子さんとの関係を綴ったブログに関しての、ネット上のトラブルから、彼女が某女性誌とネットバトルしているということを知りました。御本人とは軽い面識もあったので気になり・・・・・至極、冷静に見てみました。
状況を見てみると、意外と・・・女性誌側が防戦一方という雰囲気のようで・・・これは今までにない珍しい戦況だと思いました。
マスメディア側というのは、経験上・・・ある意味で特権的な意識を持っているのですが、ネットの力が、そのパワーを覆すまではいかなくとも、今までのようなパワーバランスではなくなっていると思いました。とくにブログとyou tubeの台頭は目を見張るモノがあります。
私は、このやり取り、どちらが良い悪いなどは分かりません。そんなことは当人同士の問題です。
ただ、この経緯にとても、時代を感じたことがありました。それは、一部のマスメディアの、独占的な「情報市場」が、ネットによって、民衆にも、同等に自由化されていく風潮です。
その反動的な弊害もありますが、これは、基本的には歓迎すべきことだと思いました。
たぶん、マスメディア側・・・身内の顔まで「ネットで曝された側」は、当たり前のように持っていた特権を奪われたことに、相当、オロオロした反応を示したと推測されます。
他者を攻めることしか知らなかった体質故に、自分たちと同等の力に攻められると、意外と脆いことを露呈しました。
こういう、旧皮質と新皮質の「やり合い」はこれからもどんどん増えるでしょう。
you tube の台頭もあり、マスメディアは、これからはハッキリと意識を変えないと、あっという間に、特権的な、今までの、居心地の良い居場所を奪われていくでしょう。
まあ、どこか・・・「Z」な感は・・・・・否めないですが。
簡単なことです、マスメディアという公人、そんな自分たちが晒されるのは嫌なのに、他人は平気で晒すという体質に関する生理的な個人的反応です。そんな無茶苦茶が通らないのは子供だって分かるはず。
政治もそうですが、カビくさい巨大なシステムが凋落していく様には、時代を感じずにはいられません。