写真は富山の、単線の1両編成のディーゼル車の中。試験が済んだ高校生だらけ。
今回の番組の趣旨でもあるのですが、日本海側を走る山陰本線を、人々の生活と共に各駅停車で旅しました。
山陰地方の文化や暮らしというのは、関東に暮らしていると、交通網の点からなかなか直接的に関われないのが現実です。
短い時間の中ですが、自分の生まれた東京との相違点を幾つか知りました。
誰もが知る関西文化や、東京などの大都市とは大きく違う点も少なくはありません。離れた生活文化が触れあうと、日本人同士でも、互いに不思議に感じることが少なくないかもしれません。
でも、いろいろな日本に出会い、その差異を感じると、同時に、この小さな島国の丸裸の姿も見えるような気がしました。自分が知っている風景だけが日本だと思っていたら、まさしく島国根性そのものなのかもしれません。