佐渡島より帰還・大収穫 | 大鶴義丹 不思議の毎日

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 なんと、二泊三日の予定で、仲間と、バイクで新潟まで激走し、フェリーに乗って佐渡島まで行ってきてしまいました。天気にも恵まれてすごくリフレッシュな時間でした。

 

 さてさて、今回、どうして佐渡島という話なのですが、第一の理由は、島マニアの私なのに、日本海側の島に行ったことがないということ。第二の理由は、知り合いから、佐渡島には昔ながらの日本の原風景が沢山残っていると聞いたこと。第三には、島を一周する道の峠がなかなか絶景で、バイクで走ると気持ちがよいと聞いたこと。もう一つは、ただ、遠くまでバイクを走らせたかったということ。


 そして結果なのですが、景色は期待していた以上のすばらしさで、丸一日かけて島を一周しましたが、感動の連続。

 息を飲むような南側のダイナミックな大自然から始まり、歴史情緒の溢れる北側の街並み。丸一日のんびりと走り続けてもひとときも飽きることがなかったです。


 食は、イカ三昧を期待していたのですが・・・・私のミスが重なり、意外と、良い出逢いがなかったという結果でした・・・・。でも、贅沢の言い過ぎはいけません。

 

 夜は・・・・港の花火大会と縁日を肴に、グダグダと呑んでばかり


 佐渡は多くの貴族や、能を大元である世阿弥や、かの日蓮聖人が流罪になったというように、とても、深淵な歴史を持つ土地故に、日本史マニアにとっても垂涎スポット。

 なので、向学のためにもと、そんな歴史絵巻を一気に教えてくれるという、「佐渡歴史伝説館」にも立ち寄りました。


 なかなかの内容でしたが・・・・最後、お土産コーナーで働く、「とある歴史的著名人」と出会い、私はちょっと腰を抜かしてしまいました。彼はそこで、せんべいを買いに来た客と並んで記念写真をとることを「実質的な勤務内容」としていました。

 

 まさに、私の「大好きの奇数反対」である、「千葉大園」のぬいぐるみのようなことをしているのです。あの方が・・・?? 凍り付きました。


 これに違和感を覚えたのは私だけではないはずです。良い悪いではなく、ただ、何か、大きな違和感が私の中に生まれました。

 

 最終的には、本人が楽しければ他人がどうこう意見することはないのですが・・・・・係の方の「記念写真を撮っていったら良いですよ~みんな撮っていくんですからね~」と言う、あまりにも軽薄なトーンに更に大ショック。

 

 国家レベルの問題の当事者に、ワイドショウ露出を「有効利用」した、営利目的の撮影会。是非は、現場を見た方のみが判断してください。あの異質な空間は忘れられない。「暫定的な措置」であることを願いたいと思いました。

 

 また、これを面白がって色々なマスメディアが取材にくると言うのだから、近隣の国の民度を笑っていられないです。


  実は、激走・佐渡島ツアー、大自然よりも、日本絵巻よりも、この凄過ぎる「現場」を自分の目で見れたことが一番の収穫だったかもしれません。

 でも、そんな「異空間」は、本当にそこの一部分だけで、佐渡島は私の心に思いっきり焼き付いた、最高の場所でした。


 佐渡島、今回、入り口だけは「掴んだ」ので、次回はもっと、掘り進めてみたいとおもいます。源流の地で、「能」も見たいです。