テキサス・チェーンソー ビギニング | 大鶴義丹 不思議の毎日

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大鶴義丹がつづる、芸能な日々と遊び。

  映画「テキサス・チェーンソー ビギニング」観てきました。かなり凄いぞという噂は聞いていましたが・・・・当然、特殊な映画なので好き嫌いはあるでしょうが、とにかく「きりがない苦痛」の連続で、どうにもこうにも見入ってしまいました。一緒に見に行った友達などは、ずっと吐き気がしていたと言います。

 肝心のスプラッターホラーとしてのできばえですが、私はなかなかやってくれたと思いました。この手の作品にありがちなB級感がなく、ドキュメンタリータッチに彩られた映像はなかなかのモノです。言い方を変えると、高度な計算の元に作り上げられた「悪趣味」とも言えます・・・・・


 ただ、この映画の根本にあるのは、アメリカという風土に根ざしているもう一つの閉鎖性です。イージーライダーにも色濃く描かれている、自由と表裏一体にある、開拓時代にまで遡る南部の粗野な風土。そんなアメリカの裏側を感じながら観ると、またまた良い「風味」かもしれません。


 でも、相当に・・・・・「スプラッタ」ですから・・・・・