
今日は祝日だが、現場で撮影があるということで、朝一から現場に出向いた。スリランカでの活動をビデオ撮影するために、ヨーロッパの本部から広報スタッフが今週滞在している。私は日本人という理由で(日本政府が義援金を多く出しているから)、被写体になるように言われて、エキストラ気分で参加する。
作業風景の撮影後、S上司がインタビューを受けているのをしげしげと見ていると(写真)、
担当者:では、次にT君、この仮設住居の設計コンセプトをカメラの前で語ってください。
自分 :え”っ(聞いてないよ~)。
担当者:編集できますし、場合によっては使わないこともありますから、気楽に望んでください。
自分 :は、はい。
ということで、
<テイク1> 途中で、しどろもどろになって、カット
<テイク2> 調子に乗って長くなりすぎる。要点のみを話すようにとの要望を受ける
<テイク3> そこそこ、うまくいった
結局、1分ほどのインタビューだったが、かなり緊張した。終わったとたん、どっと疲れる。もっと英語を訓練しておけばよかったと切に感じた。映像が編集でカットされることを願う。
話した内容は、設計にあたって、1)低予算、2)再利用できる材料の選択、3)施工のし易さと安全性、の3つにこだわったことである。これらの仮設住居はP師匠が設計したデザインで、自分が赴任したときにはすでに完成していたので、真意のほどは定かではないが、だいたいあっていると思う。
撮影を終えて、午後からR親方の家にお邪魔し、奥さんの手料理をご馳走になる。引越ししてから約2週間たったとのこと。酔払ったR親方が、仕事中のP師匠を電話で強引に呼び出す。忙しいと言いつつも誘われたP師匠はまんざらでもなさそう。久しぶりの会話を楽しんで解散する。
帰り道にP師匠が勤務するNGO事務所にお邪魔する。明日からの講習会の講師役で、忙しいはずなのに、事務所の紹介や私の仕事の相談をしてもらう。もう少しスリランカに残って、仮設住居の建設が落ち着く8月頃から、他団体の技術者たちと情報交換しながら学ぶ機会に時間を費やしてはどうかと助言を受ける。