
集会所のプランにOKが出たので、大まかな積算をする。いつのまにか、P師匠の代役となっているらしく、2人の技術職員(R親方含む)に指示する役となる。こっちが面倒見てほしいくらいだが、そんなことを言ってると首になりかねないので、少々強気の姿勢で作業を進めていく。さらに、国内の4つの出先事務所(Ampara, Trincomalee, Batticaloa, Matara)の技術支援の要請があれば、出かけていく役にもなったので、近いうちに東海岸側にも向かう予定。
昼からは、閉鎖予定であった仮設キャンプの改修に取り掛かることになり、現状を調べに行く。被災者の要望を聞いた後(写真)、建物を実測する。この住居は、Emergency Shelterと呼んでいて、今建てている仮設住居(Transitional Shelter)の前段階のもの。柱には2’x2’が使われているものの、壁がテントシートで覆われているだけなので、Timber Planks(厚板)で張り替えることと、窓をつけること、雨がはじくので軒先の床をセメントで固めること等を検討した。
現場への移動中に、一昨日に事故を起こしたS君に会う。「日ごろの行いが良かったから大丈夫やった」とひょうひょうとしているものの、詳細を聞いているとよく無事であったと嬉しく思った。彼は休みなしで、毎日遅くまで働いている。特に当日は、業者の労働者が現場で事故にあったり(屋根の上で電動カッターを使い、脚を切って入院中)、建材が夜遅くに搬入されたので立ち合ったりしたため、帰り道で居眠り運転してしまい電柱に激突したとのことであった。車も電柱の修理費も職場の保険で支払われるらしいが、とりあえず彼が立て替える必要があるらしく、自分もいくらかカンパする。
現場から戻ってきたら9時半。それから作業して、ぎりぎり12時に帰宅。遅くなるのを知っていた同居人らが気をきかせて夕飯を残してくれていた。感謝。