
Matara事務所から、Colomboに戻る日。P所長とColombo事務所への伝達事項を確認し、現地職員の人らに「また戻ってこいよ」と見送られる。P所長と、Galleにある役所に行き、新しい敷地の図面を手に入れ、そのまま敷地を見に行く(写真)。およそ30万㎡もある広大な敷地で、まるで宅地分譲地の会場に来たよう(土地が被災者のものになるかは未確認情報である)。民間企業の支援を受け、恒久住宅が建設されはじめているが、300戸近い住宅を数ヶ月で供給することは難しいため、恒久住宅の建設予定地の隅に仮設住宅を100戸ほど建てる予定とのこと。しかしながら、予定が容易に二転三転することをこれまで学んできたので、しばらく様子見することにする。
Colombo に向かう前に、P所長と昼飯を食う。この数日間接しただけだが、考え方がとても慈悲深いことが気になっていたので、そのあたりに触れてみると、大学で哲学専攻だったとのこと。謎が解けたような気がした。
夕方、Colombo事務所に戻ると、出張がどうだったかと多くの人が聞いてくる。Colombo事務所の職員の大半が被災地の現場を見たことがないので、その温度差に改めて驚かされる。上に簡単に報告した後、疲れたので早く帰ろうとしていると、P師匠から飲みに行く誘いをうける。
最近、お気に入りのC.C.で、飲みながら飯を食う。数日間の事務所の出来事や、今後の展開について助言を受ける。契約期間が再来週始めに切れるP師匠は、契約更新を断ったらしい。まだまだ教えてもらいたいことがたくさんあるので、非常に残念であるが、事情が事情だけに納得せざるを得ない。9月より家族でイギリスに引越されるとのことで、欧州のどこかでまた会えるような気がする。例のごとく、よく飲んで分かれた。