若い時はよく映画を観ましたが、
子育てしていると、詠歌をゆっくり見る時間がなく
ここ5年、まともに映画を見ることはなかったです。

 

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妻とは子供が生まれる前に映画館には
たまに行く程度でしたが
私個人はホラー映画が好きでしたので、


TSUTAYAでレンタルしていました。

 

ミュージシャンとして食っていこうと思いながらも、
やはり不安はありました。

 

子供をもち、家族を食わしていくほど
音楽で稼いでいたわけではないですし、


その先もどうなるか未知数でした。

 

私は堅実な男なので、
一つ音楽の仕事がなくなったときに、
気持ちは切り替わっていました。

 

そして自分にルールを課して

ギターを弾きたいんだったら稼いでからにしろ
そういう風に決めました。

 

だから一度ギターを置いて
サラリーマンになったんです。

 

そういう中で
映画「ボヘミアンラプソディー」が公開されたので、
個人的には観たい気持ちと、観たくない気持ちが
混在していました。

 

音楽ができない自分が観たら嫉妬で
おかしくなりそうだと思いました。

 

私はクイーンというバンドは
歌も、メロディーも菓子も素晴らしいと思います。

 

なによりもヴォーカルの
フレディーマーキュリーの声は
神から授かったものだと考えています。

 

だから観たいけど観れない
そういう状態が続き、5年。

 

サラリーマンとしてようやく
音楽が再開できるくらいに月収を得ることができた今、
子供が寝ている間に観ました。

 

感想、


まず、冒頭でフレディーが「パッキー」と言われていました。

 

これはフレディーがパキスタン人のような顔をしていることを
悪く言った意地悪い呼び名で

「パッキー」なんて言葉があるんだと
ずっと引っかかりました。

 

イギリスのバンドだから、イギリス人だねという
顔見たところで別になんの疑いもなくイギリス人として
見ていたけど、

 

イギリス国内では、パッキーだったんだなって
カルチャーショックでした。

 

言われてみたら中東系ですし、
特に初期のおかっぱ時代はパッキーですね。

 

あんな偉大な世界的なミュージシャンでも、そういう差別を
乗り越えてビッグバンドになったんだと思うと感慨深いです

 

そして名曲「ボヘミアンラプソディー」を生み出すのですが、
バンドの常に新しいことをするという信条はかっこいいですね。

 

しかし、中盤あたりから
この映画で一番伝えたいことが前面に出始めます。


それはフレディーがホ○だということです。

 

バイセクシャルという表現でしたが、
どう見ても、ただのホ○です。

 

クイーンというバンドには、
80年代のLAメタルみたいな
退廃的でセクシーな雰囲気や、
私生活での乱痴気騒ぎを感じたことがないので、

 

意外とロックスターじみたパーティーを
しているんですが、それが結構ショックでした。

 

私は勝手に優等生だと思っていたので、
フレディーがパーティー三昧だったのは
意外すぎて驚きでした。

 

フレディーそうだったんだ…と
衝撃を受けながらも男同士のキスとか
ゲイ的な描写に気分が悪くなり、

 

エイズの告白をするところなど、
本来はお涙頂戴シーンであるのだと思いますが

 

「自業自得」としか思えず泣けず、
そのあとのライブ観てもカタルシスまでいけない。

 

歌は素晴らしいし、役者も素晴らしい。


でもちょっとマイノリティーへの理解を
求めてくるような圧を感じずにはいられず

そして、男同士でドラッグパーティー三昧という
悪魔の仕業もあり、

 

これはいったい、何の映画なんだと思いながら終了。

 

フレディーという天才を映画にする段階で、
バイセクシャルやゲイという側面は
スルーするわけにもいかない重要なファクターですが、

 

LGBTのグイグイ来る
ご時世に、どういう視点で見ればいいのか
よくわからなくなり最終的には、


フレディーマスコミに売ったマネージャーのホモは
最低だと思いました。あとパッキーという蔑称と過剰歯というのを
初めて知りました。

 

フレディーの人生って、
華やかなスポットライトの裏で、
可哀相な人生だったんだなって思います。

 

宣伝のわりにつまんねー映画でした。

 

個人的に一番の見どころだと思うのは、
アメリカで売れ始めて、会場の外で故郷の女に
電話しているところで、横に来たトラック野郎に
恋したみたいな顔する場面です。

 

最高にキモかった。

 

「WE WILL ROCK YOU」の曲だけで
テンションは上がるし、映像がカッコよくなるから不思議ですね。

 

本編観ないでも、宣伝だけ見ていた方が
興奮と感動を得られ期待があってよかった。

 

ちなみに私の一番好きなクイーンの曲は

「マイ メランコリー ブルース」です。

 

メロディーも、歌声も美しい曲です。