2.3歳のイヤイヤ期にイライラしないで過ごすためにどうするか
①イヤイヤ期
②イヤイヤ期の子供の特徴
③乗り切るための知識
④外部の助けを利用する
⑤まとめ
①イヤイヤ期とは
よく言われるのが、
何かにつけて「あれもイヤ、これもイヤ」と子供が泣きわめいたり
暴れたりするのがイヤイヤ期です。
大体、1~2歳頃に現れるといわれますが、
我が家では1歳7ヶ月くらいから4歳前まで
そういう時期であったと感じています。
イヤイヤ期は、成長の過程で子供に自我が芽生え、
なんでも自分でやりたくなる時期だといわれています。
今までは情報を受け取るだけだったのが、
この時期になると、「これがしたい」という自己主張を始めます。
他者から与えられるものと自分の主張にズレが生じることが、
「イヤイヤ」を引き起こすと考えられています。
1.2歳の言葉を話せない小さな子供の自己主張をくみ取るのは難しく、
親にとっては困りものですが、子供の成長には不可欠な過程なのです。
②1.2歳のイヤイヤ期の子供の特徴
4歳以降もイヤイヤするのですが、
1~2歳頃に現れるイヤイヤ期は、
「言葉で説明できない」ことも大きな要因です。
4歳くらいになると言葉を使えるようになるので、
自分が不快なときや怒っているとき、泣いているときに
その状態を言葉で伝えることができるようになります。
1.2歳のイヤイヤのように
ただ泣き喚くという動作のみで自分の不快を説明するような
ものとは違うので、この時期は親にとって、
コミュニケーションが取れないことの
苛立ちや、生活リズムが合わないことのイライラが大きくなります。
生まれたての状態から、赤ん坊の格好になり、
人間の子どもに見えますが、この時期は「赤ん坊」という別の生き物です。
ですから、自分の子どもは、今言葉を手にする前の人間で
同じ年齢の犬猫よりも弱く、サルよりも知恵がない相手
ということを前提に育児をすることで心のあり方が違います。
同世代の大人や、小学生と同じように
叱ったり、怒ったりというのは、その弱い生き物には
過剰すぎる対応だと分かると思います。
今、1.2歳のイヤイヤ期でイライラが爆発しそうになっていたら
ちょっと、上記のように考えを変えましょう。だいぶ楽になります。
③イヤイヤ期を、乗り切るための知識
子供が生まれて1年以上たっているので、
イヤイヤするわが子を見て
「何でギャーギャー泣いているの?何がイヤなの?」
とぐったりすると思います。
支援センターや公園では、他所の赤ん坊が
おとなしかったり、お利口にしているのを見て
焦り、家に帰ったらスマホで子どもの発達について
調べ、一喜一憂している時期だと思います。
子供が成長し、イヤイヤ期に突入するのと同じように、
親も、親として一年目で誰もが軽い焦燥期に入り、
子どもの成長のちょっとのことで焦り、不安になります。
子どもも親も、同じように成長段階ですが、
親の方は「スマホ」を使って、検索ワードから出てくる
こういうサイトをみるのですが、これが大きな間違いです。
基本的に育児関係の悩みはネットで調べると
情報過多になりますので、本で知識を得ることをオススメします。
または、支援センターでスタッフの方に話を聞いたり
他の年上の子どもを持つ親御さんから話しを聞くことが
一番精神的に良いことです。
他所の子供ができて、自分の子供ができないからといって焦っても、
1.2歳なんて、3ヶ月もしたらできるようになっていることばかりなので、
子どもの成長速度をゆっくり見守りましょう。
言葉が通じないことが、最大の問題点なのですが、
ゆっくりと付き合ってください。今だけです。
親の時間の進み方に、子どもの成長を照らし合わせないで下さい。
子どもは子どもなりに、子どものスピードで生きているので
まだ、大人の時間につき合わせずに、
大人がそのゆっくりな時間の流れに身をおくことが一番です。
④外部の助けを利用する
私も、子育てで困ったこと、不安に感じたことは
何度もありますし、それは子供が4歳の今でも同じです。
年齢に応じて子どもの悩みは変わるので、
きっと20歳まではずっと心配なんだと思います。
でも、不安ばかりでいたら、何もできなくなりますし、
ストレスもたまるし、なによりも子供が不安になります。
親はどっしり構えて、心配なんてどこ吹く風と
しれっと飄々としているのが良いのですけど、
1.2歳の頃はすべてがはじめてですから
そういうはじめての悩みはまず、市役所に相談しましょう。
はっきりってなんの足しにもなりませんが、
市役所でやっている子育ての催しを紹介してくれます。
こういうところには、同じ悩みを持つ親御さんが来るので、
相談したり情報交換できます。
じゃあ外部の助けというのは、何かというと、
両親や、ヘルパーなどのサービスのことです。
両親に子どもを見てもらっている間に
すこしひとりの時間になってイライラもクールダウンできますし、
買い物などで気晴らしにもなります。
実家が遠い、両親に頼れないという人も、
市役所でしている子育て支援で
話を聞いている間、子どもを見てくれるようなイベントもあります。
タダなので、参加しない手はありません。
市の紹介している、シッターサービスも
オススメです。毎日は難しいですが、週に何度か
1日2時間でも買い物や家事のお願いをするだけでも生活は変わります。
育児しながら家事をこなすのは、
できないことはないですが、ストレスがたまりますので、
ガス抜きできる方法を見つけましょう。
⑤まとめ
1.2歳というのは、まだ人間になろうとしている段階の
別の生き物です。といっても、人間を育てるというのは本当に
難しく根気の要る作業です。
そして、それはまだ始まったばかりです。今からこんなに大変だと、将来どんなに
大変なんだろうと思いますけど、なんだか楽しみじゃないですか?
自分の分身が、自分のたどったような道を
経験して、学校に行って恋をして結婚して、
子供が生まれて・・・
そういうことが経験できるなんて本当に素敵なことだと思います。
子育ては悩みますが、子どもを嫌いにならないように、
親は精神を落ち着けて、つらいときは休みましょう。