2.3歳になると、子どもの自我が芽生えてきます。
そうすると「やりたいことを止められた」ときに癇癪となって
大爆発し、親は毎日そんなのが続くとへとへとになります。
うちでは、1歳7ヶ月頃から3歳終わりまで
この癇癪は続きました。
体の小さい赤ちゃん期だったら簡単ですが、
成長して巨大化すると、お母さんにはちょっと手に負えなくなりますね。
そんな時にどうやって癇癪に立ち向かうのかを紹介します!
①癇癪とは
②こどもが何をしたいのか考える
③子どもの注意をそらす
④やってはいけないこと
⑤まとめ
①癇癪とは
かんしゃくとは、子供が環境や成長に伴って起こす表現方法の1つ。
2?4歳頃に顕著に見られ、5歳頃には落ち着いてくるようです。
よく見られるかんしゃくとして、泣きわめいて叫んだり、
大声を出して物を投げたりすることで、
自分の気持ちを表現しようとする様子です。
②こどもが何をしたいのか考える
では、かんしゃくの原因となるのはどのようなものなのか、
かんしゃくを起こす原因を調べると下記みたいなことが理由で
騒いでいるように感じます。
1やりたいことが自分の思うようにうまくできず、イライラしてかんしゃくを起こす。
2感情や伝えたいことをうまく表現できずかんしゃくを起こす。
3怒りやイラつきをどう扱っていいか自分でも分からず、
大声を出したり物に当たったりすることで表現している。
1は、身体機能が未発達だからで、2は、言語能力が十分に発達していないためだと
わかりますので、解決してあげればいいんですけど、
その年齢の発達を、その瞬間に向上させるというのは無理です。
基本的に癇癪の原因がわかっても2.3歳では
理解する力がまだ形成されていないので
原因がわかっても、それを何とかできません。
ただ、この時期に子供がしたいこととか伝えたいことを
親が理解することは、癇癪を起こさせないために先回りして行動できるのです。
要するに怒らせるようなことや、モノを近づけないで
怒らないことを習慣にする。これをしておくと親が
子どもにどうやって対応するのが良いのか理解できるので
まずは、子供がどうしたいのかを理解することをオススメします。
③子どもの注意をそらす
上記でも解説しましたが、癇癪を起こす前に回避するというのが、一番良い方法です。
これは何が良いかというと、癇癪を起こして怒っているときに
「叩いたり」「物を投げる」ことが習慣にならないようにすることに
つながるからです。
ですから、まずは子どもが癇癪を起こしそうな場面を
親が理解して、そこを遠ざけることです。
うちでは、支援センターに遊びに行くと、
絶対に木製レールのおもちゃで遊びたがり、
邪魔されたり、他の子が使っていると怒って喧嘩になったので
支援センターに行くときは注意しました。
そういう場面に遭遇したら
お菓子とか、別のオモチャで気をそらしてスルーさせます。
でも木製レールへの執着が強かったので、
最終的に、人がいないのを見計らって遊ばせるという方針にしました。
電車やバスとか、スーパーとかレストランみたいな場面では、
スマホを渡しました。
でも、スマホは子どもにとって
楽しすぎる超強力な道具なので節度が必要です。
うちではスマホでおとなしくなるのは良いんですけど、
終わりのタイミングが難しくて、取り上げて癇癪いう事が結構ありました。
なので、そらすにしてもそらすための「なにか」の選別も
必要です。2.3歳は終わり時も分からないので
シールブックとかが一番良いかなと思います。
ちなみに、良く育児書で
何がしたかったのか理由を聞くというのがありますが、
2.3歳だと、親の言っていることも、
言葉の意味もまだ分からないです。
口で説明して分かる年になるまで諭すのは
後にしても私は良いと思います。
それよりも、叩いたりして、物を壊したり自分が怪我しないかを
見守ってください。
④癇癪に対して絶対やってはいけないこと
癇癪は、成長過程の大事な表現なので、
その大小には個人差がありますが、だれでも通る道です。
ですから癇癪で親がイライラしても、
叩いたり罵るのはやめましょう。
これってどの本にも書いてあります。
私は叩くことで、本能的にしてはいけないこととかを
理解するのではないかと信じていた時期があります。
でも、それって大きくならないと
叩く・叩かれるという「意味」が理解できないので、本当に無意味です。
叩くことで、こどもは「叩いてもOK」ということを
学習し、真似します。同様にののしるような言葉も、吸収します。
子供が4.5歳になって、汚い言葉や乱暴な言葉を使うと悩むお母さんは一回
自分の言葉遣いや、テレビの環境を考えてみてください。
親が使うから子どもはその言葉を使います。大きな声で威嚇するのも良くないです。
余計に怖がって泣くので逆効果です。イライラして、手が出そうだったり、
罵りそうなときは「親」が別の部屋に避難してください。
お互いにクールダウンしてお菓子でも食べたら気持ちが落ち着きます。
子どもにどうこうさせるとか、できるようになってもらうとかじゃなく、
2.3歳期は親が動いて解決に向かいましょう。
⑤まとめ
癇癪は、2.3歳では当たり前です。
ウンチするとか、歯を磨くみたいなことと同じです。
また、2.3歳はサルの子どもから言葉や
知恵を得て、人間に進化しているような
そういう時期でもあり、子どもの中でも
成長の葛藤や恐怖があるのだと思います。
癇癪に対して親がイライラしてしまうのもわかります。
私もイライラしました。賃貸の壁に穴を開けるほど
イライラしました。
4歳になった子どもの癇癪はほとんどないです。
そういう経験を得たからこそこのブログに
記録としても、新しいパパママのヒントにもなるんじゃないかと
思っています。
イライラしないために自分の時間を作ったり、
市のシッターを1日2時間でも利用したり
クールダウンして気持ちを切り替えましょう。
子供が成長し、言葉が通じて、理解できるようになると
癇癪なんかめったに起こさないようになります。
でも、もっと成長したら次第に親と会話することもなくなり、
離れていって、家を出て巣立ってゆきます。
だから2.3歳の癇癪も
今だけの子供がくれる最高の時間だと思って
癇癪を起こしそうなときは「そらして」、ダメだったら、
次の手を考えて、子どもの感情を受け止めてあげてください。
あと、癇癪の意味もわからない園長先生とか
いますので、幼稚園選びは園長の年齢が65歳以上だったら
そこはやめておきましょう。