ただ弾く回数を重ねるとできるようになるという考え方があります。
私はそれに賛成です。


できないといって言い訳している人は、できるまでやらないから
できないのです。

 

それは、努力とか根性じゃなくて
実際に、弾いた時間だけプレイには反映されるんです。


天才とかそういう領域に踏み込むのだって
弾いた時間と、ギターへの愛があれば
踏み込めるはずです。という思い込みだけで
私はプロギタリストになれました。

 

上記のような信条はありながらも、
私はインペリテリも、ペトルーシみたいにも弾けないです。
だけど、練習したら絶対にできると思っています。
やらないからできないんです。

 

そんな私は最近になって昔から聴いている曲で、
毎回コピーに挑戦してあきらめていた曲
イングウェイの「far beyond the sun」に挑戦中です。

 

 

不思議なことに、当時まったく分からなかった
運指やスケール、音作りなどの知識が
17歳のときに比べて持っていますので、
スイスイとはいえないですが、ハイハイって感じで
できるという不思議。

 

それと、機材を変更したことも大きな要因となっています。
私はレスポールカスタム派ながら早弾きする
ザックワイルドに影響された青年でしたが、
事情で、ギターがすべてなくなりましたので
手持ちの拾ったギターを、
ハムバッカーのパワーを持つ、スキャロップ・フランケンギター
に魔改造しているものをメインギターとして使っております。

それが良かったのだと思います。
早弾きって、使用機材による限界って絶対にあります。
アイバニーズでもセッティングが悪いと上達できません。

今、私はメンテナンスの知識もイングウェイの情報もあります。


そういうものを駆使すると限界を超えられると分かりました。

イングウェイのような早弾きをするには
まず、スキャロップのギター。
イングウェイが使うスケール2.3をを熟知すること。


手の形や、指の運びをまねする。

これを試して欲しい。スキャロップのギターをいきなり買うのは無理かもしれないですが、
イングウェイの強力な深いビブラートってスキャロップだからできるんです。


早弾きだけなら、弦高をめちゃ低くしたら弾きやすくなるけど、
ビブラートが肝になりますね。とくに、早弾きは脱力するほど早く弾けるので
その脱力状態から急なビブラートって感覚はスキャロップじゃないと難しいです。

 

また、ジャンボフレットで擬似スキャロップみたいな感じに
するのもありかと思います。スケールは手癖になればいい感じです。
ハーモニックマイナーはイングウェイのスケールといってもいいくらいの
クラシカルスケールなので、これを、各弦スタートのダイヤグラムで
覚えるのも近道です。

 

それと、イングウェイの演奏は、かなり手癖です。
手癖だからといってすばらしいことには変わりないですが
この手癖スケールを覚えることで手癖の流れがわかり、
曲の構成とか、次の展開が分かるようになります。


特にアルペジオの展開とかは必須といってもいいです。

それと、これは私も気がつくのが遅かったというか、
意図的に避けていたことですが、
イングウェイの右手の動きや、ピックの持ちかたから、コピーすること、
早弾の所作ってその形でやっているだけあって、
まねすると、早く動かしやすかったりします。


右手のピックを持った形とか、振りぬき方というのは、
その人がやって早く弾いているくらいなので
真似すると、しっくりくるものです。

これらのことって、教則本とか
ヤングギターの解説からは分からないことだと思います。


TAB譜だけを見て、闇雲にやるんじゃなくて、
今はYOUTUBEもあるし、人が弾いているところを
目で見て試すのはとても有意義です。

独学のギタリストほど、他人の意見を聞けない
固い頭になっているのですが※私もそうです。


何かを習得するには、プライドを捨てて、
良いといわれているものを、まず取り込むのは大事です。

私はおっさんになって気がつきました。
20歳からそうしていたらもう少し、ビッグプレイヤーに
なっていたことだと思います。

 

あと、プロになりたい若者は他人とあわせることも沢山やったほうがいいです。
一人でギター弾いていると、リズム感とかをないがしろにしがちなので、
そういうところをジャムセッションとか、コピーバンドとかして鍛えましょう。

 

早弾きできるようになるには、

オリジナルのマネをして弾きまくることが近道です。