今のバンドマンのバイト事情は知りませんが、
2000年代以前はコンビにバイトが主流でした。私が学生のころは
コンビニのバイトといったらミュージシャンの定番で
金髪とか奇抜な格好の若者がローソンで仕事していたイメージです。


しかし、だんだんとコンビニが身だしなみを気にするようになりました。
年寄りやファミリー層がコンビニを使い始めたからですね。

 

コンビニといったら若者や独身族がたむろする場所だったのに、
暇な老人が群がると、経営者は老人からカネをまきあげれることに気がつき
老人に媚はじめます。老人は金を払っているから当然とばかりに
バイトの態度が悪いとか言い出します。

 

しかたなくお店はバンドマンみたいな身なりのきついのを雇わなくなります。
元々、社会性のないやつが多いのも原因のひとつです。
こういうことがいろんな仕事で起こり始めました。


不況のせいもありましたが、経営者が客の顔色を伺い
土下座経営するようになりました。お客様は神様ですが
さらに強力な信仰となって客が偉そうになりました。

その結果、バイトできなくなったバンドマンは
髪を切ったり、別の仕事場へと移動することになりました。


1997年くらいからPHSや携帯電話が普及し始めましたし、
またウィンドウズ95の登場で、ネットの文化が形成されてきたのも
この辺じゃないかなと思います。


1995年あたりのヴィジュアル系ブームで、髪の長いのが流行しているし、
俳優も長髪が多かったですが、2000年以後、急に長髪は流行らなくなります。


と同時にバンドマンも、長髪が少なくなります。

この辺の事情はもっと掘り下げることで文化考証になりえて
すごく面白いだろうし、興味深いと思います。

 

バンドマンも人間なので生活のため仕事しないといけません。


色白でメガネのごぼうみたいなバンドマンが
下北沢あたりから発生してきました。こういうバンドやっている連中は
適当なバイトをしたらいいのですが、長髪のバンドマンは
いいアルバイトがない。ヴィジュアル系は客の女に貢がせたらいいけど、
そのほかのサービス業不適合者のバンド人間は困りました。


そこに現れたのが出会い系サイトです。
社会的には不適合でも、出会い系サイトのサクラの仕事では
月にそのへんのサラリーマンの管理職よりも
稼いでしまうバンドマンは、気がつきます。
バンドなんかよりも、サクラのほうが金が儲かる。


金があるとなんでもできる。
その結果、サクラで就職し、管理職になり月収は100万以上。
その結果、たまに対バンしたバンドで
今、ベースがちょっといないので・・・みたいなバンドは
見たことがありますけど、
パクられて留置所なので、ライブ出れなかったり。


だからⅤ系バンドの失踪とかたまにニュースになるけどさ、
あれって、パクられているんだよ。