世の中、なかなか上手くいかないことがあるもので……。 自分では「これは絶対だ」と思っているのに、なかなか周囲の賛同を得られないことってありますよね。
もちろん、自分の意見を評価してくれないから、というだけでその人を批判するのは間違いだと思います。でも、「一体なぜなんだろう?」と首をかしげてしまうことがあるのです。今回はそんなお話です。
上達に「場数」はほぼ絶対?
「ギターが上手くなりたい」「人から高評価をもらいたい」「演奏会で納得のいく演奏がしたい」
そのためには何が必要でしょうか? たくさん練習すること? もちろんそれも必要でしょう(ただし、正しく意味のある効果的な練習であることが大前提ですが)。ただ、それ以外の要因として、「人前で弾く」「場数を増やす」というのは、もの凄く重要なことだと私は思っています。「上手くなるために場数を踏む」ということに対して、批判的な意見を持つ人っているのでしょうか? 世の中に“絶対”はないと言う人もいますが、この件に関しては「ほぼ絶対」と言ってもいいのではないでしょうか。
そう信じているからこそ、自分の生徒さんや多くのギタリストに上手くなってもらいたくて、自分なりに色々な『企画』を考えてきました。
まず挑戦した「YouTube発表会」
自宅で教えている生徒さんたちに発表の機会(人前で弾く機会)を作ろうと思っても、リアルな発表会を一から開催するのはなかなか敷居が高いものです。そこで、「まずはカメラの前で、人前で弾くときと同じモチベーションで弾いてもらおう」と始めました。
無観客(私が聴いてはいますが)とはいえ、カメラとマイクをセッティングされた前での演奏は、想像以上に緊張するものです。むしろ、後々まで残るものという意味では、一発勝負のライブよりシビアかもしれません。すでに数曲、生徒さんの演奏を撮影してYouTubeにアップし、説明欄で「外部の方々もぜひ!」と宣伝してみたのですが……残念ながらほぼ反応はありませんでした。まあ、このYouTube発表会の件は一先ず置いておきましょう。こちらがそのYouTubeチャンネルです。
次に企画した「オープンステージ」
その後、もっと手軽に人前で弾く経験をしてもらいたいと考え、「アコースティックギター・オープンステージ」を企画しました。こちらは参加費さえ払えば、時間内(一応20分)どなたでも演奏できる企画です。場所は東京都久米川にあるライブハウス「すなふきん」。 Facebookをはじめとする各種SNSで宣伝しているのですが、予想していたよりも人が集まりません……何故なんでしょう?もちろん、「行きたいけれど場所が遠い」「日程が合わない」「ライブハウスという空間で演奏したくない」といった理由があるのは分かりますし、もちろん告知を見た人が全員来るはずだとは思いません。ですが、そもそも「問い合わせ自体」が極端に少ないのです。 (もちろん「進行役の蓮見が嫌い」「蓮見って誰だよ?」という理由もあるかもしれませんが……笑)
次回の予定
8月23日(日) 久米川 アコースティックギター・インスト&ギター伴奏で歌おう!
オープンステージ in すなふきん 進行 蓮見昭夫
Open 15:00 スタート15:30 参加費/3,000円+ドリンク+オーダー(リスナー/1,500円+2ドリンク)
ギターインスト弾きは、どこで弾いているのか?
様々な事情で参加できない事情は理解できます。ただ、そこで一つの疑問が湧いてくるのです。
「じゃあ、皆さんどこか他の所で演奏しているのでしょうか?」
世間を見渡すと、弾き語りのオープンマイクはたくさん開催されています。それに比べて、ギターインスト(ソロギターなど)のオープンマイクやオープンステージは圧倒的に少ないと感じます。皆さん、一体どこで場数を踏んでいるのでしょう? 本当に疑問です。
たとえば、通っている音楽教室の大きな発表会があるとして、その事前練習として「もっと小規模で、少人数の前で小試しに弾いてみる」という発想は生まれないものなのでしょうか?
もちろん、「自分はただ発表会という場で弾ければそれでいい」「上手く弾けなくても、人に評価されなくても気にしない」というスタンスであれば、それはそれで素敵だと思います。
しかし、 「発表会やライブの本番で上手く弾けなかった」 「家やリハーサルの時はあんなに上手く弾けていたのに……」 そんな悔しい経験をお持ちの方は多いはずです。本番で自分の実力を100%発揮したいと思うなら、やはり「場数」は絶対に必要だと思うのです。
100回の練習より、1回の本番
よく言われる言葉ですが、「100回の練習より1回の本番」という格言があります。 人前にぽっと出て弾いたその演奏こそが、冷徹ですが「その人の今の実力」なのだと思います。
「あの時ああだったから」「体調が悪かったから」と言い訳をするのは簡単です。でも、本当に上手い人は、どんな環境や状態であってもそれなりのクオリティで演奏してみせます。
言い方を変えれば、「どんな状況でも人前でしっかり弾ききる力」もまた、演奏における大切なテクニックの一つと言えるのではないでしょうか。
皆さんはどう思われますか? 「家では弾けるのに本番で…」という苦い経験がある方や、「私はここで場数を踏んでいるよ!」「こういう場所があれば行ってみたい」「ソロギターの場数ってここで踏めるよ!」など、皆さんのご意見やご感想をぜひコメント欄で教えてください!