時折老人ホームや病院で御高齢の方々のためのコンサートを各地で行う(新規御依頼お待ちしています!)のですが、御高齢の方々に昔の映画、名画の曲は人気がありますね。(ちなみにコンサートでは映画の一場面やチラシをスライド上映しながら演奏しています)という事で、今回は懐かしい名画から『白い恋人たち/フランシス・レイ』を弾いてみました。しかしこの曲の原題って“13 Jours en France”直訳すると“フランスでの13日間”!!!なんて味気ないタイトルなんでしょう(笑)この味気ないタイトルを“白い恋人たち”と名づけたのは映画評論家、映画監督の水野晴郎氏との事です。さすがです!(間違ってたらすみません)この素晴らしいタイトルがなかったらこの曲の日本での評価も変わっていたかもしれませんね。

ところで、老人ホームや病院で御高齢の方々のためのコンサートの際演奏後によく言われるのが、『蓮見さんの音は素晴らしい!』『この前来た○○さんもプロギタリストらしいけど蓮見さんとは迫力が違いますね』等々の御感想を頂きます。と、書くと、なんだ自分の自慢かよ?と言われそうですが...まぁ、他の方の演奏は聞いてないので何とも言えませんが、大きな違いがあることは確かなのです。何が違うか?私はアンプを使って演奏しているのです、なので当然音量は大きいわけです(笑)と言うと、え、アコギ、クラシックギターでアンプ?電気?と嫌悪感を持たれるかたもいるかと思いますが、お客さん、聴衆に聞こえなかったら意味ないですよね?もちろん個人的には生ギターの音は生が一番良いと思っています、が、音が聞こえない、聞きづらかったらせっかくの演奏も活かされないですよね?

同じようなアンプに関する話で、生徒さんからの質問で『今度結婚式で演奏するんですけど、音、響きますかね?』こんな時にもアンプがあるといいですよね、意外に皆さん気づいていないことかと思うのですが“ギターは音が小さい”ということです。例えば結婚式場(広さににもよりますが)で余興での演奏の際ピアノやヴァイオリンならばマイクなしでもある程度は問題ないかもしれませんが、ギターの場合生だと難しいケースも多々あるかと思います。そこで会場のマイクをセットしても...音質的には期待出来ないでしょうね。そもそも結婚式場やホテルの宴会場にある音響装置ってしょせん拡声器(拡音器)程度の物しかない場合が多くないですか?(過去に演奏した某有名一流ホテルでさえそうでした)その点自分のアンプ(機材)持参ならばどこでも(会場の作りによる音響の違いはあるにせよ)最低限のある程度の音(音量、音質)が出せるわけです。悩んでる方々にはお勧めです!ちなみに使用アンプはローランドAC-60です。長年使っていますが壊れる事なく丈夫です。