チンチラコート 破れ補修 リフォーム
今回は破れの修理と着丈 袖口の変更
肩幅やアームホール小さくし
ボリュームたっぷりだった肩等のシルエット
を抑えて依頼者様の体型に合うようにサイズダウンしました。
破れの修理を除いては難しいものではありませんが
このチンチラは他の毛皮と違いかなりデリケートなので
慎重かつ丁寧な作業が必要になります。
修理 交換が必要な部分の一部の写真です
裏から毛がはみ出している部分は全部破れ部分で
修理 程度によっては交換が必要な箇所です
裏地を外してみないとこの広範囲にわたる破れは
発見 修理できません。
修理前の袖の写真です(右袖)
カフスは外してあります。変形 収縮により
裏面の皮が波うっています。
部分交換と補強芯による修理により
破れの状況により破損欠損している部分は
着丈をつめる際にカットした裾より毛皮を移植 交換します。
襟ぐりの破損部分の交換の様子です。
左が裾カットの分で新しく製作したもの
再び破れるのを防ぐため全体に補強の薄い芯を貼り
再び組み立て縫製しコートの形にします。
肩幅の補正 ビフォー
袖はストレートに変更
袖丈はアームホールと袖山修正により
袖丈は十分確保できました
カフスは外しました
もともとの状態のコートの身幅はそんなに広くはありませんでしたが
肩 袖の山が大きく膨らみ 袖 腕の幅がかなり幅広かったので
ストレート袖に合うように多少細く修正してあります。
アームホールの位置が脇の下でかなり下がったパターンでしたので
4~5cmほど上に修正してあります
修正前はアームホールの大きさが60cm以上ありましたので。
アームを上げたことにより袖幅や脇の下付近もスッキリ見えますし
これにより着づらくなることはまずありません。
外側に大きく張っていた肩幅と大きいアームホールのため
肩先に重さを感じる事があったと思いますがこれにより
着心地も見た目もスッキリ良くなると思います。
書くのは簡単ですがチンチラのリフォームはかなり時間も手間もかかります
気になる方はシーズン前 お早めにお問い合わせください。
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ギタバカ
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