ラム革ブルゾンの破れ修理
またまた破れの修理
ラム革の 多分ウォッシュ加工してある
タグ付き 新品のブルゾンです。
左のポケットをアップで見ると
ザックリ裂けてます。
こういう淡い色の修理はいくら後で色の補正等を施しても
目立つ箇所の範囲をさらに広げてしまう可能性があるので
最初の接着にかなり時間をかけてきっちり
ギザギザの裂け目をもとのように合わせながら
慎重に作業します。
破れがポケットの内部まで到達しているので
いったんステッチも解きます。
表はもちろんですが同じところから再び裂けないように
裏から革を専用の接着剤で貼り付け補強します。
革と言っても多分0.1mmにも満たないぐらいの
薄い革です 薄くないと表にひびいてしまいますので。
とはいってもこんなに薄い革は売ってませんので
自分で使う分量だけ薄くしてしまいます。
接着剤と言ってもその辺にある瞬間接着剤や
ゴム 革 用の黄色い色のものではありません。
さらに薄い芯を念のため貼ります。
そして中のポケット布 表のステッチをかけなおして
自転車のハンドルに引っかけた~~
ドアノブに引っかけた~~
酔っ払って帰った翌朝見たら裂けていた~~
よくあることです。
本来革は 防寒 保温 耐熱(乾燥している場合)
に優れ非常に丈夫な素材だと思われがちですが
過去の例からも結構簡単に裂けたり破れたりしてしまいます。
ふと思い起こすと ラム シープ が殆どでした
やっぱり牛革は丈夫なのか?
鹿革は粘り強いしな~
羊系統は軽い分革の繊維組織が薄いのか?
蛇は相当軽いが案外丈夫だったな~
軽さで選べば 蛇 シープ ラム
丈夫さで選べば 鹿 牛 になるのか?
牛革も最高級のものは見た目シープと同じような
きめ細やかな表面で薄さも 0.4mmぐらいまで
余裕で漉く(革の裏を削って薄くする)ことができます
納品後 依頼者様に喜んでいただいて何よりでした。
修理費用は 大きさ 箇所 素材 修理法により様々です
小さなものは 500円~
大きなものは ウン万円まで
ギタバカ
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ギタバカ
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