舞台『ラズベリーガール』の公演が無事に終了いたしました。
ご来場いただいたお客様、ありがとうございました!

今回、本当にハードなスケジュールの中、ガールたちは頑張ってくれました。
本当に、お疲れ様!

一ヶ月ほどの期間で作り上げたのですが、初舞台・初演技の子達もいましたし、その中でダンスや歌、そしてドラマの撮影もこなすという姿は、純粋にすごいと思いました。
チームワークも良く、それが作品に良い影響を与え、お客様にも伝わっていたものと思います。

キャストへの感謝の意味を込めて、みんなのことを書きたいと思いますが、まずはシングルキャストの子達についてです。

○笑子役:前田希美ちゃん

本当に、今回の笑子役が彼女で良かった。というか、彼女だからこそ成立したシーンが沢山ありました。私は基本的に役者が持ってくるものを活かしたいタイプの演出家なのですが、彼女はとにかく色々なものをこの作品に持ち込んでくれました。笑子が、あれほどまでキラキラした役になったのは、彼女の功績が大です。
演技もそうですが、まずその作品に向き合う姿勢が素晴らしい。稽古中からも常に全力で演じていました。私の方がかなり年上なのですが、純粋に彼女には尊敬の念を抱きました。
また、座長として背中でみんなを引っ張っていく姿は、男前ですらありました。キャストのみんなにも大人気で、座組のまさに『アイドル』的な存在。素晴らしい女優さんです。今後の活躍が楽しみであり、また是非一緒に作品作りをさせてもらいたいです。

○ほのか役:斉藤亜美ちゃん

とにかく明るい存在。太陽ですね。彼女が来てから、稽古場の雰囲気がぐーーーんとよくなりました。演技力にも確かなものがあり、本番でも彼女のお陰で様々な難局を乗り越えたシーンがありました。最終的にはもう「ほのか」ちゃんにしか見えなかった!
小さくてかわいらしくて、本当にマスコット的な存在でしたね。彼女のお芝居、僕は非常に好きですね。
あと、稽古場では一番うるさかったです(笑)でも、それが彼女の一番いいところなんですよね。
本当に愛すべきキャラクターです。亜美ちゃんと一緒に作品作りができたことは、間違いなく私の財産となっていくことでしょう。

○幸役:金城成美ちゃん

まだ、舞台経験があまりない金ちゃんでしたが、今回は幸役に抜擢させてもらいました。稽古当初は、声も小さくセリフもなかなかうまく言えなかったのですが、何か惹かれるものがあり、この子に是非とも幸役をやらせてみたいと思いました。今考えれば、ある意味ギャンブルだったのかもしれませんが、それにしっかりと応えてくれたと思っております。相当努力をしていたのでと思います。金ちゃんを幸にして良かった!今回の座組で一番成長したのは彼女でしょう。日に日に良くなっていく彼女のお芝居を見ているのは、演出家の幸せでしたね。これからの更なる成長に期待しております。

さてさて、公演終了と同時に、来月の『ラズベリーボーイ』の稽古も始まりました(まあ、もっと前から始まっていたのですが、なかなか参加できずにいました)。再び怒涛の日々が始まりますが、時間の許す限りキャストみんなのことを書いていきたいと思います。

最後に、全キャスト・スタッフ、そして公演を支えてくれたお客様全員に感謝感謝です!

ありがとうございました。