こんにちは!
暦では昨日が秋分の日。かなり猛暑だった今年も、季節通りにこの時期に彼岸花がたくさん咲いていました。
この花が咲くと秋が来たという感じがします。
彼岸花は球根が分かれていくので群生します。この場所は河原の土手で、誰も世話していないのですが、自然に分球したのでしょう。かなり群生していました。
彼岸花は曼殊沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれます。これは古代インドのサンスクリット語で「天界に咲く花」という意味だそうです。仏教伝来と共に中国から伝わったと言われています。
田んぼの近くに多く植えられているこの彼岸花ですが、実は飢饉対策だったようです。
彼岸花の球根には「リコリン」や「ガラタミン」といった毒性のある物質が含まれているので、そのまま食べると吐き気、嘔吐、下痢といった症状が出るようです。それで、昔の人はもぐらや他の動物を寄せ付けないために植えたという説が多いのです。
しかし実際は球根を丹念に水にさらして毒を抜き、良質の澱粉の含まれる球根を食用にしていたようです。米は年貢で徴収されますが、彼岸花は取られる心配はなかったのです。
身近な彼岸花にそんな歴史があるとは知りませんでした。
この日はものすごい大きな雲が出ていました。
湧き上がるような雲の迫力に圧倒されました。
雲が多くなって天気が変わりやすいのも、秋が近づいた証拠ですね。
今年の秋は災害の心配もなく過ごしたいものです。
昭和の名曲です。
ではまた!