こんにちは!
OTS3.0のAyersギターラインナップが増えていく中で、今回L-00のOTS3.0ギターの試作機の写真を撮りました。
Ayers L00-09A Mg OTS3.0 JP Custom
L-00はスモールサイズのギターで、ギブソンが1932年に発売したのが最初だと思います。小さいボディでレスポンスが良いので、ソロギターに最適です。
トップはベイクド・アディロンダック・スプルースです。ブラックの艶消し塗装になっています。
サイドとバックはマダガスカル・ローズウッドの艶消し塗装です。マダガスカル・ローズウッドは密度の高い硬質の木材で、音量が大きくしかも重厚です。小さいボディなのに信じられないくらいのパワーがあります。
トップとサイドを見るとこのようなデザインになっています。トップが黒というのはかなりインパクトがありますよね。
マダガスカル・ローズウッドは木によってかなり杢目が異なりますが、このギターは直線が多く控えめな杢目になっています。それでも、他のローズウッドとは明らかに違うインパクトですね。
ヘッドにはスパイダーのインレイが入ります。初めて見ましたがクモの巣の部分のアバロン細工がとても美しかったです。曲線をきれいにはめ込む技術が素晴らしいです。
クモは好き嫌いが分かれると思うので、別のインレイの方がいいと思う人もおられるでしょう(笑)。
ヘッドバックもエボニーの艶消しで、ペグはGOTOH 510のゴールドです。黒にゴールドの組み合わせは高級感がありますね。
このギターにはコンター加工が2か所に施されています。パドックという赤い木を使用してさらにインパクトあるデザインになっています。
バック側のアップサイドもコンター加工されています。右腕のわきの下が痛くならずとても快適です。
ワタクシの好みかもしれませんが、コンターに使用する木材は次のものがおススメです。
パドック(赤い色でインパクトが一番ある)
オバンコール(こげ茶色で縞のある杢目。メイプルのギターにマッチ)
ハワイアン・コア(美しいコアの縞模様。高級感が別格)
逆にコンターに合わないと感じる木材は次のものです。
メイプル(白で安っぽく見える)
エボニー(黒で目立たないのでインパクトがない)
マダガスカル・ローズウッドの自然美あふれる杢目が美しい。
指板のポジションマークはこのようなデザインです。ボディのアバロンのパーフリングも美しいですね。
このL-00のOTS3.0ギターは今年販売開始となるようです。まだ演奏動画はないようですが、アップされたらまた紹介します。どんな音になるか楽しみですね。
ではまた!