こんにちは!
全国展開している高級食パン専門店が市内にも何軒かあって、以前もいただいたことがあるのですが、価格の割に感動しなかったというのが正直な感想でした。もちろんまずいわけではなく、価格とのバランスがよくなかったということです。
先日、友人から贈り物が宅急便で届きました。開けてみると食パンが一斤入っていました。
きれいな焼き色の付いた端正な顔立ちの食パンです。
高匠(たかしょう)さん、大阪にある食パン専門店のようですが、ワタクシは初めて聞きました。
湯種製法をした食パンということでした。湯種製法については、次のように書いていました。
「小麦粉を熱湯で捏ねて、低温で熟成させる製法を湯種製法と言います。
この製法を用いることで、パン生地の柔らかな食感や、もちもちした生地や旨味を凝縮することが出来、小麦粉の素材本来の味を引き出すことが出来ます。
湯種製法は決められた温度を保ちながら作る必要があるため、熟練の職人でも難しく、一つひとつを丁寧に仕上げていく必要があります。
高匠では、この湯種製法を使用し、手間と時間をかけてゆっくりと作り上げていきます。」
取り出してみました。酵母なのか、独特の香りがします。もちろんいやな香りではなく、天然酵母のような個性のある香りです。
うちで長く使っているパン切りガイドです。5枚、6枚、8枚切りを切り替えることができます。今回は6枚切りにします。
パンを右側にしっかりと押し付け、パン切り包丁をスリットに挿し込んで切ります。可能であれば、パン切り包丁はガスコンロなどの火で軽く温めておくことをお勧めします。
手前に引く力を強めにしてパンを切ります。高級食パンは耳から中まで柔らかいので、力を入れなくてもサクサク切れていきます。
切れました。中の気泡もほぼ一定で、とてもきれいなパンの断面です。2枚に1回包丁を温め、次々と切っていきます。
すべて切り終わりました。力がほとんどいらなかったので、あっという間で楽でした。さて、せっかくなので焼かずにこのまま1枚味見してみます。
柔らかいので手で簡単に分けることができます。パクッと一口いただくと、さらりと口の中で溶けて、とてもおいしいです。
ここのパンは、一般的な高級パンにありがちな、甘いパンということもなく、普通の食パンをリッチにした感じで、違和感がありません。これまでいただいた高級食パンの中では、一番好みに合っていました。
あっという間に一枚いただいてしまいました。残りはトーストにして次の日以降にいただきたいと思います。
毎日のパンという価格ではありませんが、たまにこうしたちょっとした非日常もいいものだと思いました。
またトーストのレポもしたいと思います。
ではまた!