こんにちは!
アコギのサイド&バックのギター材の中で、最も希少価値なのがブラジリアン・ローズウッド(学名:Dalbergia nigra、通名:ハカランダ)だと思います。
その音のすばらしさからマーチンD-45などに使われてきたブラジリアン・ローズウッドですが、1960年代のブラジルの輸出規制と、1992年のワシントン条約により、国際商業取引が原則禁止されていますので、ほぼ市場には出てきません。
「ほぼ」と言ったのは、規制前にストックしているハカランダを使用してギターを製作し、販売することは可能だからです。ただし、規制前からストックがあるギターメーカーはかなり限られますし、輸入に関する手続きも大変なため、希少価値であることには変わりありません。
それで、ギター業界では、ブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)に代わるギター材を探し続けているわけです。
そのポスト・ハカランダの最有力になるギター材が、「マダガスカル・ローズウッド」です。そのマダガスカル・ローズウッドを使用したギターがショップに登場しています。
Ayers SJ09P-CX Planet OTS NH Custom
このギターはトップにアルパイン・スプルースを使用しています。そして、サイドとバックがマダガスカル・ローズウッドになります。
マダガスカル・ローズウッドはとても密度が高い木で、ずっしりと重量があり、音も重厚で桁違いの深みがあります。
このギターはバインディングにハワイアン・コアを使用し、縞模様がとても美しいです。そして高級感があります。
アバロンのパーフリングが全体に施されています。
ヘッド裏にAyersの文字が入ります。ペグはGOTOH 510。
そして、ポジションマークは惑星の形をしたインレイが入ります。さりげなくおしゃれですよね。
惑星のポジションマークは一つ一つ形と色が違います。
ネックジョイントは当然ダブテイルジョイントです。
この美しいマダガスカル・ローズウッドの杢目は、見ていて飽きません。
果たして、マダガスカル・ローズウッドはどんなサウンドがするのでしょうか。
このギターではありませんが、板の構成が同じ組み合わせのギターのサウンドをお聴きください。
いかがでしたか。ずっしりとした低音ときれいな高音、そしてレスポンスの良い鳴りを感じたのではないでしょうか。
このギターが気になりましたら、ぜひショップをご覧ください。
Ayers SJ09P-CX Planet OTS NH Custom
一本限りとなります。現在割引中です。いいギターは弾く人の気持ちまで良くなりますね。
ではまた!