こんにちは!
以前、2017年1月より実施されていた、ローズウッド(附属書Ⅱ)を使用した楽器に関する輸入規制が緩和されるかもしれないとお伝えしましたが、2019年11月26日より、ついに規制緩和が実施されることになりました。
これで、ローズウッドの使われたギターを輸入する時にかかる、煩雑な手続きが不要になりそうです。
以前の記事はこちら↓
ボリビアンローズウッド
この規制では、ローズウッドを一部でも使用した楽器の輸入にかかわるので、サイドやバックに使用するローズウッドだけでなく、ヘッドプレートなどの小さなパーツでもローズウッドを使用していたら規制の対象になってしまうのです。
ヘッド裏のプレートがローズウッド
それで、ギター本体がメイプルであっても、ヘッドプレートがローズウッドのため、長い手続きがかかってしまい、お客様に届くのが遅くなってしまっていました。
今回解除されるのは、『ローズウッド(附属書Ⅱ)※やブビンガを使用した楽器(楽器部品、附属品を含む)等』です。関係する主なローズウッドは以下になります。
サイアミーズローズウッド
マダガスカルローズウッド
ココボロ
ホンジュラスローズウッド
インディアンローズウッド
イーストインディアンローズウッド
アフリカンブラックウッド
キングウッド
チューリップウッド
ブラジリアンチューリップウッド
ユカタンローズウッド
アマゾンローズウッド
メキシカンローズウッド
ブビンガ
アフリカンローズウッド
Ayersでもよく使用するのは、インディアンローズウッド、ココボロ、マダガスカルローズウッド、あとはここにはありませんが、ベトナムローズウッドです。
今回の緩和でも解除されなかったのが、ローズウッドの頂点に立つ、ブラジリアンローズウッドです。いわゆる本物のハカランダですが、こちらは1992年以前に伐採された証明書がないと、今でも輸出入禁止になっています。
それでも、インディアンローズウッドやココボロが楽に輸入できるのであれば、今までよりずっとスムーズにギターが届くようになるので、販売する身としては助かります。音や杢目の美しさで、ココボロはハカランダに劣るとは思えませんし。
ココボロ
ココボロ2
ベトナムローズウッド
ワシントン条約附属書改正に伴う輸出入手続きの変更(経済産業省)
ワタクシとしては、美しく音の良いギターをいち早くお客様にお届けできるようになるので、今回の緩和を喜んだ一人でありました。
ココボロ3
規制も緩和されることですし、年末にカスタムオーダーギターを自分へのご褒美にいかがでしょうか。
ヤフーショップではただ今ウィンターsaleもやっています。
ではまた!