こんにちは!
アコースティックギターのつやつやとしたボディを眺めて、その美しさにうっとりする方も多いと思います。
ワタクシもその一人ですが、もし、そのボディを傷付けてしまったら…。泣くに泣けませんね。
実は、ワタクシが高校生の時、バンドでアコギを弾くため、兄が大切にしていたエレアコを借りたのです。演奏前にステージをあわただしく動いていたら、突然、
ゴツン!
と鈍い音がしました。見ると、エレキの担当者とすれ違った時に、エレキの角が兄のエレアコのボディにヒットしたのでした。
ワタクシは青くなりそのぶつかったところを見ると、ラッカー塗装が3センチくらい線になって傷が付いておりました。しかもサウンドホールのすぐ近く。これは目立つよ…
。
その日の演奏はものすごいテンションの低いものとなり、家に帰って兄に怒られるのをびくびくしたものでした。その続きは想像にお任せします(爆)。
そんな兄弟関係の危機の時に、次のようなポリッシュを知っていればよかったと思ったのは、もう何十年もあとのことでした。
ETERNA SHINE(Player's Kit)
メイドイン・アメリカのこのリムーバー&ポリッシャーは、日本ではほとんど知られていないかもしれません。
#1と#2の2つの液があり、一回の作業でそれぞれを順番に使用します。
手元にある一台を使って実験してみましょう。
ラッカー系塗装のサイドにこすれた傷があるギターです。深い傷ではないですが、ちょっと目立ちますね。
クロスに#1を少し付けて、傷の付いた部分を軽くこすります。ギターに写っている白いのは照明です。
軽くこすりました。液が付いたところが白くなっています。
#1をギターボディからふき取った後、#2を同様にクロスに付け、やはり傷の部分を軽くこすります。
これも同様に液の付いた部分が白くなりました。この後クロスでふき取ります。
すると…
「おおっ!傷が見えません!」
見事にこすり傷はなくなりました。また、ボディはワックス効果でつやつやになり、新品同様の輝きが戻っていました。
アメリカではプロのリペアマンも使っているというこのETERNA SHINE。日本でも人気になるかもしれませんね。
ホームページが怪しげな日本語なのですが、興味のある方はご覧ください。
ではまた!