ネット通販大手、楽天(三木谷浩史社長)が運営するネット書店「楽天ブックス」に苦情が殺到している。
人気漫画の事前注文を大量に受けながら、発売日前後に突然キャンセルする内容のメールを送ったり、
商品の代金を二重三重に引き落とすなどトラブルが続出、対応の不誠実さも重なり、混乱が広がっている。


楽天ブックスが、利用者の注文を一方的にキャンセルするメールを送ったのは、4日発売の人気漫画
「みなみけ第8巻」(作画・桜場コハル、講談社)。


CDの特典が付いた初回限定版の注文を昨年11月から受け付けたが、発売前後になって、利用者に
《以下の事情によりご注文商品をお取り消しとさせていただきます。(中略)汚損 破損等による欠品》
というメールを送信した。


驚いたのは、申し込んだ利用者。

楽天に問い合わせをしようにも専用の窓口はメールのみで、返答が来ても1日遅れだったり、キャンセル
しようにも返信がなかったり。みなみけ-以外の商品でも手元に届かないトラブルが起きている。


また、楽天ブックスの買い物を楽天銀行を通じて決済した利用者約300人が、代金を二重三重に引き落と
されていたことも判明。なかには“七重”に引き落とされた利用者もいるという情報もある。


一連のトラブルについて、楽天本社では「3月から新システムの運用を開始した際、データ処理の不備と
人的オペレーションミスから注文データと商品データが正しく反映されなくなりました」と説明。


みなみけ-の件は「商品の出荷を一旦停止しましたが、その際、過ってキャンセルのメールを一斉送信
してしまった。個別に連絡は取っている」とし、二重三重の引き落しに関しては「順次返金の準備を進めて
います」と話している。


だが、直接問い合わせしようにも、楽天本社の代表電話は終日話し中の場合が多く、機械的に切断される
こともあって、利用者側からは「対応が悪すぎる」との批判の声は収まらない。


ITジャーナリストの井上トシユキ氏は、「新興の電子商取引企業にありがちな対応ですが、天下の楽天の
トラブル対応が、ここまでいい加減で不誠実とは意外です。顧客軽視のそしりは免れないでしょう。

楽天は社内英語の公用化より先にやるべきことがあるはず」と厳しく指摘している。


(ZAKZAK 2011/3/11 より引用)



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さて


この手の不祥事(あるいは企業の対応の悪さ)が露見したとき


消費者はどうするのでしょうか。


たかが、一消費者が騒いだところでどうしようもない。


だから泣き寝入り(あるいは企業側の妥協案を呑む)するしかない。


それでは納得しないでしょう。


エジプトで革命が起きた原因はなんですか?


ムバラク政権下の情報統制・言論統制・集会統制のもとで、あれだけの群集が革命を成し遂げたのはなぜですか?


そのひとつにフェイスブックなどのネットツールがあるといわれています。

→もっとも、それだけが原因ではなく、ほとんどが口コミでひろがったのだとか。


わが国では、言論の自由・集会の自由が認められています。ネット上の情報統制も今のところほとんどありません。


このように恵まれたわが国で


なぜ、消費者の暴動が起きないのか不思議で仕方ありません。


納得いかないのであれば、多くの被害者に呼びかけて

→ネットという便利なものがあるので、これを利用して呼びかけるべし。


「楽天被害者の会」を立ち上げて


楽天タワーの前で抗議デモするとか


集団訴訟をするとか


それくらいしたらどうですか?


そうすればマスコミも動きますし、当然海外も注目します。


社内英語公用語化などと気が狂っているとしか思えない楽天もいい加減に、「いっぱしの」企業になろうと目を覚ますでしょう。


わが国の消費者の立場が弱いのは


法律が悪いからではありません。


あなた方がすぐに泣き寝入り、面倒くさいと厄介ごとを避けたがるからです。


大企業を監視監督していくのは、消費者であるわれわれの使命であり義務でもあります


※ 「楽天被害者の会」でググってみますと、連絡先も代表者氏名もなく、ただ、メールよこせというサイトが引っかかってきます。このような怪しげなサイトもありますので、ご注意ください。