ある本をパラパラと読んでいた。
最近、夜はなるべくPCから離れている。
あるページ、まぐろのヅケのレシピが実に美味そうである。
よく読んでいると「地元のなんちゃら~・・・という醤油を使いました」と書いてある。
これはクセなのだが「へー、どんなんだろ?」と興味を持ったらすぐに調べてみる。
確かにすぐお取り寄せできるモノなのだが、なんとなく「そこ」じゃない気がした。
「はて? そういや鳴門でお醤油作っているとこなかったっけ?」
なかったっけも何も、しょっちゅう前を通っているではないか(笑 しかも大谷だ。わが家の本家がある(笑
「福寿醤油」 さん。種類も値段もいろいろだが、400円のこいくちにした。一般的な大量生産品に比べれば割高だが、そんなにバカ高くない。
これがとても美味しい。あまり行儀の良い話ではないが、炊きたてのご飯にちょっとかけて食べても充分美味い。
この醤油をなぜか私は先日、勝浦の道の駅で買い、そして醸造元のすぐ近くである大谷の某キョー●イでは取り扱ってなく、またそこには柵のマグロも売っていない(夕刻行ってもない)
流通の不思議やら、何がいいとかそうでないとか、伝統とか革新とかニーズとか本質とか風潮や主流とか・・・灯台もと暗しとかなんやかんや、頭をかけめぐったのだが、醤油が自分ちの近くで作られていて、しかもそれが美味しい。なんかもうそれだけでいいやん、なんて思う小春日和の昼下がりなのであった。