
~前回の続き~
ある日、あまり鳴らないケータイが・・・
「もしもし・・・○○と申しますが・・・白猫堂さんを取材させて頂けませんか?」
そう、某ママさん雑誌の記者さんから取材依頼が入ったのです。
しかし、いかんせんまだwebショップのみ、嬉しい半面恥ずかしい一面も。
「・・・そんなに大したものではありませんが、それでもよろしいでしょうか?」と私。
「それでも構いません」とのご返答頂いて、いざ取材当日。
実は、現在の自宅ショップである和室(当時はそのまま「客間」として使ってました)にお通ししました。
「何点か商品を紹介して欲しい」とのことでお持ちしたところ・・・
「キャーッ!うわあ~かわいい~!!めっちゃかわいい~!!」
記者さんにもうそれはそれはものすごく喜んで頂けたのです。
なんだか、私まで嬉しくなりました。
その記者さんの声色、トーン、テンションの高さまで今でもはっきりと覚えています。
というわけで無事に取材を終え、頭の中で数日ずーっとずーっと考えてました。
「これは、ぜひお客さんに直に商品を手にとってもらって、直接生の声を聞きたいなあ」
・・・そんなことをあの「声」を思いだしながら、ずっとずっと考えてました。
なんだか今までそれなりに生きてきて、体験したことのない種類の嬉しさを感じたのです。それはできることならばこの先、ずっとずっと感じていたくなるような、素晴らしい感覚でした。
その当時、webショップの片隅に、このブログとはまた別のブログ「店長日記」が存在しました。
その頃はまだリンクの仕方も知らず、しかもまだ、自分のブログの内容は個人的な事が多いし(今もあまり有益ではないのかも知れませんが(笑
今思えばプロ意識に欠けていたのかもしれませんし、やはりどこか別々に考えていたのかも知れません。
更新は多くて月に一回。なんだかぼやき風の記事をちょこちょこ書いていました。
その頃は、上に書いたことを体現できる方法、具体的には現在の自宅ショップにあたるものをなんとか実現できないかと、あれこれ構想を練っておりました。
そして、つい・・・。
そこに「なんとかならないのか」的なことを書いてしまったんですね。
その日、その時、その瞬間、特に深く考えず、なんとなく書いたことが、その後から現在へ続く、長い道への布石となる。
そんな大きな転機が「待ってくれている」ことを、当の本人(私)は、まだ知らないままなのでありました。
~例によっていつかに続く~
(これ地味に頭使うので更新はぼちぼちとします(苦笑