それぞれの3.11 | 徳島県鳴門市にあるレトロと猫が好きな雑貨屋「白猫堂ノスタルジック」 オフィシャル的ブログ 「白猫道」

徳島県鳴門市にあるレトロと猫が好きな雑貨屋「白猫堂ノスタルジック」 オフィシャル的ブログ 「白猫道」

誰が呼んだか徳島猫好きの聖地。地元の陶芸家による陶器や、ハンドメイド作品を中心に、色んな場所や地域の雑貨たちがお出迎え。 「懐かしくて、いつも新しい」懐かしさやレトロな雰囲気に癒される、モノとの新鮮な出逢いに心が踊る。そんな雑貨店です♪

去年の今頃、自分はあるイベントに向けて準備をしていた。

そんな中で起こった東日本大震災・福島原発事故。

テレビで見た光景、ツイッター上での混乱、しかし、とにかく仕事は進めなければならない。

取引先からメールが来た。

「この度の地震で、倉庫も店舗もぐちゃぐちゃになってしまって・・・発送も各ルートが止まってしまってできません。悔しい思いでいっぱいです。だけど、必ず復旧します! ご迷惑をおかけいたしますがまた復旧次第ご連絡差し上げます」

なんということだ。この方はあの状況でもまだ自分の仕事に責任と誇りを持っている。

果たして自分にできるのだろうか。

そんな思いのまま2日後、イベント開催。


イベント自体を中止にした方がいいんではないか? とも思ったのだが

ある方より「元気なところはいつも通りに。がんばって。それが被災地への支援につながると思う」と言われ


急きょ義捐金を募り、また白猫堂の名物「おまけ(値引き)」した分と、売り上げの一部、個人的にも復興支援金を送った。

ツイッター上で、安否を心配していた友達がツイートしてるのを見て、涙が出た。

イベント中は気を張っていたせいか平気だったが、その後しばらく体調を崩す。

違うメーカーから「雑貨というモノはいざとなると役に立たなくて、なんだか無力感にさいなまれている」旨のメールが来た。

「お前が言うなよ」とも思ったが「ああ、自分だけじゃないのだな」とも思った。

どうやって抜け出せたのか今となってははっきり覚えていない。

人というのは、良いことはすぐに忘れてしまう。そうでないことはなかなか忘れにくい。

とにかく、自分のできることをやろう。そう思ったのは確かです。


スタジオXY春のコラボイベント
「XY博覧会」
3月14日(水)・27日(火)


2日間の売り上げの一部を
復興支援募金とします。

復興支援ポスターと
復興支援バッチも販売いたします。

1日でも早く
被災地が本当の意味で元気になりますように。
心から、お祈りいたします。

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私は普段通り仕事をして、14時46分 黙祷を捧げたく存じます。

「諦めるな、と帆立が言う」

自分の仕事に責任と誇りを持って、今日も笑顔でがんばりましょう。