
最近「本を読む時間が減ったなー」なんて思う。
以前、図書館通いをしてた頃は、2週間ごとに10冊・・・ということは年間概算で240冊もの本を読んでいた計算になる(雑誌も含む)
ジャンルは特にこだわらないが、図書館の中をぐるぐるーと回って「これがいいかもなー」なんてアテ勘で本を選ぶのは楽しいものだ。
そんな中で忘れられなくて、もう一度読んでみたい、手元に置いておきたい・・・なんて本はネットで探して取り寄せたりしている。
特にこのパトリス・ジュリアン氏「きちんと暮らす」は印象深い一冊である。
モロッコ生まれのフランス人、スキンヘッドのイカしたおっちゃん。
(勝手に)師匠のこだわりは、常人の発想を遥かに超えている。
とてもじゃないが真似できない。
例えば、日本家屋を借りたので、似合わないからという理由で電化製品一切なし、全て和の世界(日本のモノしか置かない) プラスチックキライ!(これは多少取り入れているが)
一朝一夕に、おいそれとコピーできない。レベルが高すぎる!! だがしかしそれ故の師匠であるのだ。師匠は常に高い高い山でなければならない(笑
しかし、一見難解に見える氏のこだわりの原点は「常に「もっと良くするには?」と自分に問いかけ続けること」この一節は読み進んでいくうちに何度も登場する。
「常に「もっと良くするには?」と自分に問いかけ続けること」
ん? それならできるんじゃない?
・・・なんて思わせておいて、そして毎回ケチョンケチョンに叩きのめされる。レベルの差を思い知らされる。ちくしょー(笑
しかし、それこそ自分に問いかけ続ける=自分に挑戦し続けること をあきらめなければ、そのうち山の中腹ぐらいまでは行けるんじゃないのかなー、なんて考えてます。
というわけで今夜も師匠の壁は険しくも厚く、そしてどこかおおらかなのです。