- 抗体:アメリカの赤十字によると、3月第一週にワクチン未摂取の人体から得られた献血用血液の20%はすでにコロナウイルスの抗体を有していることが明らかになった。この割合は昨年夏からかなり高くなっている。CDCは2020年末までにすでにアメリカ全人口の4分の1はすでに無症状者や検査されていない者も含めてウイルスに「感染したことがある」だろうという見通しを発表しており、赤十字の発表はこの推定を補強するものだが、問題は抗体はどれくらいの期間続くのか、変異種に対して反応する抗体なのかという点だ。
- 抗体の仕組み:抗体は血中のタンパク質でウイルスの一部にくっつくことで感染を抑制すると同時に、白血球にウイルスを破壊するよう警告する。同じウイルスが再び人体に入ってきたら、以前のウイルス感染の記憶が残っている抗体は同じように作用するし、抗体が不足していれば免疫機能によってさらに増やすこともできる。抗体がどれくらいの間持続するのかはウイルスによって違う。例えばインフルエンザの予防接種は抗体が長期間続かないので毎年打つ必要があるし、風邪には時期をあけて何度もかかる一方で、水ぼうそうやポリオワクチンは一生に一度で良い。
- アメリカ南部にトルネード:アメリカ国立気象局のストーム予測センターは2019年以来初めて、南部の一部地域に最高危険度の注意報を発令した。対象地域がカバーする人口は5000万人に登る。トルネードは昨夜ミシシッピ州、アラバマ州から上陸したと思われている。
- トルネード発生の仕組み:ラニーニャ現象(南米の太平洋側などで海水温度が低くなる)によって、北米の温度・湿度差が大きくなり北米を横断するJet Streamが強くなることでトルネードが発生しやすい条件が整う。2021年は近年で最も被害が大きかった2011年に並ぶほどトルネードが発生しやすい年になると考えられている。2011年は100年で最も甚大だった年で、2000個以上のトルネードが発生し、900人が死亡した。
- 3種類の警報:警報は3段階。1. Watch - トルネードが発生する可能性がある。予報に注目しておく。 2. Warning - トルネードが発生している。避難場所を確保しておく必要がある。 3. Emergency - 人命に関わる状態。あらかじめ決めた避難場所にすぐに避難する。
ボキャブラリー
- antibody - 抗体
- protect against ~
- leftover - 残りの
- mutation - 突然変異
- twister - 旋(つむじ)風
- imminent - 差し迫った