凄い文章を見た、というのと、
あまり若者だからという観点は協調したくないですがこれが18才の文章というのはやはり驚きです。
桐朋中学・高校は、中学受験について調べ始めてから知った学校ですが、人気が上がっているイメージです。
国立市にありながら敷地内に雑木林がある、というのが印象に残っております。
とにかく率直に感動しました。
どうやら身内ネタをかなり入れ込んだ、と著者もコメントしているようですが、
それでもまじめさとユーモアの抑揚、前半で言及した内容を終盤でも伏線回収のように活用していたり、
また文章が強い人にとっては当然なのかもしれませんが、文章としておかしなところは一切なく、
長文かつ語彙も駆使しているにも関わらず、読みやすい、文章なのにリズミカルとも思える。
とにかくいろんなところを賛美したくなる文章でした。
私の国語力とはかけ離れすぎていて、どうやったらこんな文章が書けるのだろう、というレベルです。
それでも、少しこの国語力に達するには、について意見を述べてみると、
・語彙はやはり文章に触れることでしょうか(文章の種類は書籍、新聞、雑誌などなんでもいいのかな)
・ユーモアは日ごろからの思考で文章を考えてるのでしょうか
・分かりやすさはこれも日常的にアウトプットとして文章を書きだすことを行って身に着けているのですかね
私の体験としてあるのは、大人になって小説を少し読むようになって、少し硬い言い回しの語彙をかっこいいと思って、
日常生活でも使ってみたいと思い、覚えたのがいくつかあります(中二病ですね)
学生時代は国語は、学ぶ必要を感じない嫌いな教科でしたが、
誰でもたどり着ける境地だとは思いませんが、
こんなかっこいい文章が書けるようになるなら、と、国語学習の意義が感じられました。