私は樹木が好きです。
大地に根をはって天に向かって伸びる樹木が。

葉によって太陽エネルギーを取り込み、酸素を出し、材料や燃料
としての木を我々に提供してくれる。

我々は樹木からいろいろなものを提供してもらっているけれども
迷惑を被ることはほとんどありません。
あるとしても、それはたまたま一部の人間の都合に合わないだけのこと。

地球上の他のどんな生命体よりも長寿であって、生きても死んでも
我々人間と自然環境の保全に役立ち、たとえ勝手に切られても抵抗もせず、
文句も言わず、ただただ我々の住む世界に貢献している。

それとは逆に、貢献度の少なさに反比例するかのように、文句ばかり
言いまくりの輩が人間界には結構いますね。

文句をいう一方でそれに見合う貢献をしていればまあ良いと思います。
しかし、圧倒的に文句の方が多い輩はいただけませんね・・・

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まあ、それはともかく、自然に生きている樹木だけでなく、材料としての
木材も好きで、特に用も無いのにHCでいい感じの端材などをみつけると
つい入手したりしています。

あと、木材の製品で面白いものを見つけると、買わないまでも店頭で
眺めたりして、いいねえ~なんて思いながら楽しんでいます。

そんな中、以前参加したフリーマーケットでこんな「鉛筆のようなもの」を
見つけて、安いので入手していました。

最初は

これがまともに使える鉛筆だったら素晴らしい!

と思って眺めていましたが、すぐに、

これはどうもイン●キっぽいなあ~

と、決して素晴らしいものではないことに気がつきました。

しかし、同時に本当にどこまでイン●キなのか確かめたい
気がしてきました。ということで2本購入。

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さて、問題ははたして肝心の芯がどこまで入っているか?ですね。
単純にナイフで削ってみることにしました。

すると・・・

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だいたい予想通りの長さでした。1cmくらいです。

でも、削っているうちに面白いことに気がつきました。

木材として結構堅い部類の木である

表皮こそ手で触っただけでボロボロと粉状になるのですが、
内部は小枝であるにもかかわらず結構詰っていて、ナイフで
スイスイとは削れません。

こんなに堅いならそれ生かして何かに転用しよう!

と考えました。思いついたのは箸。

お弁当用に少し短いサイズの箸が欲しいと思っていたところで
堅くて丈夫な木なのでこれを割って適度な太さにして箸に
転用したらどうか?

ボロボロになる表皮を削って、早速割ってみることにしました。

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奇麗に割るために子供のころから父に教わっているコツは

木元竹末(きもとたけうら)

しかし、この状態でどちらが元かはよくわかりません。
年輪の状態から見て「こちら」と思われる方から割ってみましたが
うまくいかず、太さを揃えるために3分割になってしまいました。

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太さの合いそうなものをペアにすることにして、ナイフやヤスリで
せっせと削りました。堅いのでなかなか進まず時間がかかりまいたが
ようやく完成しました。

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長さの割に太めなので持ちやすいです。
しかも、表面が適度にザラつきを残してみたので、
手の中ですべりにくく、ものをつまんでも滑りにくそうです。

あとは・・・体に悪い化学物質などが染み込んでいなければOKですね。